悪が制しているのか?  
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ハイヤーセルフの言葉なのか?動物霊の言葉なのか? それは、まあ、概して ポジティブだと、前者、ネガティブだと後者としているようだ。 よきことをしていると報われるという論理は正しいと思う。 しかしながら、そうでないケースもある。 よき生きかたをして、不幸で死ぬこともある。 北朝鮮で餓死する家族はみんな悪行の報いと言うことはありえないし、 悪いことをしたひとが、平和に死なないというのは、貧乏人のよろこぶ御伽噺のように、 家族に平和に愛され死んでいく悪人もいる。 君主論を書いたマキャベリの言葉はかなり現実を悲観して見ている。 たとえば、仁慈は行いすぎると乱を生む。人民は、目前の利益に目がくらみ、明日の致命的な不利益を思わない。 善行は悪行と同じくらい憎悪されるときがある。 君主は愛さされるよりは恐れられよ。しかし、憎まれてはならない。 君主には悪徳も必要である。 悪人との妥協も必要である。 君主の陥りやすい欠点は、国を滅ぼすような悪や、国の存亡に関わりの無い悪を行うことである。 正直が通用しない現実を生き抜くためには、君主も正直の徳を捨てるほか無い。