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ワークショップ:傾聴のスキル

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傾聴のワークショップ
詳しくは、図書館【傾聴する】 のところへ。

あいづち】(聞くよ!/うなづき)
おうむ返し】(うなづき)
フィードバック】(フィードバック)
【ワーク1】

「2人1組みになって、椅子を向かいあわせて座ってください。」 (位置を決める)

   ・・・・・・・・・・・・・15秒程度

「右手で相手の肩に手を置いてください。」  「では、どうぞ。」 (先攻を決める)

   ・・・・・・・・・・・・・ 5秒程度

「手を置くのが早かった人をAさんとします。」

「では、AさんがBさんに向かって話しをしてもらいます。話の内容は何でもかまいません。」 (話す内容を決める)

「話したいことのテーマが決まらない人は、最近おいしかった食べもの、楽しかったもの、新しく発見したものについて話をしてみてください。」

「Bさんは、Aさんの話を、視線を合わせず、相槌も打たず、無表情で聞いていきます。」 (話しかたの指示をする)

▲「Aさんの話す時間は3分間です。では、どうぞ。」(開始の指示をする)

   ・・・・・・・・・・・・・3分

 ※「Aさんが話し終わったら、今度はBさんが話します。AさんはBさんと同じような 聞き方で聞いていきます。Bさんの話す内容は何でもかまいません。時間は3分間です。ではどうぞ。」(交代の指示をする)

   ・・・・・・・・・・・・・3分

「実際にやってみてどうだったか話し合ってください。」「では、どうぞ。」(意見感想気づきの交換の指示をする)

   ・・・・・・・・・・・・・3分

「今度は聞き方を変えていきます。」(ガイダンスをする)

「聞き手は話し手と、視線を合わせ、「へー」「それで?」 というように相槌を打ちながら、表情を豊かに聞いていきます。」

「それぞれ話す時間は3分間です。話す内容も自由です。Aさんが最初に話し手になって下さい。では、どうぞ。」

   ・・・・・・・・・・・・・3分

※と同じ

【ワーク解説】

ワークでやってみると、いかに「無言」がコミュニケーションを妨げ、相槌などのノンバーバルスキルが大切なことに気づかれることでしょう。

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【ワーク2】

「相槌の言葉についてのワークです。最初の話し手はAさんです。Bさんは極力「そうだよね」で    受けてください。

なんでも、そうだよね、というくらい、そうだよねの連発をしてください。

   実習1と同様、それぞれ話す時間は3分間です。その後Bさんと交代します。Bさんが話し終わったらお互い話し手、聞き手になってみてどのように感じたのかを話し合います。」(話しかたの指示をする)

「Aさんの話す時間は3分間です。では、どうぞ。」(開始の指示をする)

   ・・・・・・・・・・・・・3分

 ※「Aさんが話し終わったら、今度はBさんが話します。AさんはBさんと同じような 聞き方で聞いていきます。Bさんの話す内容は何でもかまいません。時間は3分間です。ではどうぞ。」(交代の指示をする)

   ・・・・・・・・・・・・・3分

「実際にやってみてどうだったか話し合ってください。」「では、どうぞ。」(意見感想気づきの交換の指示をする)

   ・・・・・・・・・・・・・3分

「今度は聞き方を変えていきます。」(ガイダンスをする)

「今度は、極力「なるほどね」で受けてください。なんでも、なるほどね、というくらい、なるほどねの連発をしてください。手順は前回と同様です。」

「それぞれ話す時間は3分間です。話す内容も自由です。Aさんが最初に話し手になって下さい。では、どうぞ。」

【ワーク解説】

ワーク終了後での話し合いのポイントは、AさんとBさんの聞く、また、話すときの姿勢や視線、首の角度など気づいたことを話し合うのがいいでしょう。ワーク中、お互いの腕はどうなっていたか、視線は覗き込むようになってはいなかったか等にまで触れてみましょう。

ワークショップ:傾聴のスキル

伝える のワークショップ

【ワーク】

 「相手に何かを伝えるときのワークです。二人組になり、AさんとBさんの役割を決めます。

  AさんはBさんに『お腹が痛いんだ』と訴えます。Bさんは何と応えるでしょうか?

  実際にやってみてください。」

【ワーク解説】

コミュニケーションを妨げる言葉には次のようなものがあります。

命令:薬を飲みなよ!明日、医者に行きなね!

指示:薬を飲んだほうがいいんじゃないの?医者に行けばいいんじゃないの!

    寝たら?!

注意:休んでなきゃいけないんじゃないの?なんで寝てないの。

脅迫:ほっとくと、夜、もっと痛くなるよ。

説教:だから、ものを節操無く食べるなっていうの!

お願い:薬を飲んでください。

忠告:薬を飲んだほうがいいよ。

提案:薬を飲んでみたらいいと思うよ。

説得:今日はお腹が痛いんだから、おかゆにするね。

非難:根性のない奴だなぁ。気合いだよ気合い。

批判:だいたい、いつも食べすぎなんだよ!

しかる:だから、体に気をつけなって言ったでしょ!

評価:それは、風邪だな。。。

 ※自分の立場で賛成・反対する

よいしょ:痛いのに働いて来て偉いじゃない?

悪口:だらしない生活してるからでしょ。

侮辱:自分の健康管理もできないのか!

助言:痛くなったときは、すぐに保健室に行けばいいんだよ。

 ※自分の体験に基づき、アドバイスしようとする

解釈:あなたは少し具合が悪いからといっていつも大袈裟に振舞うんだよ!

 ※自分の動機や行動に基づき、相手を解釈する

分析:忙しすぎて自分の健康管理まで気が行き届かないんだよ。

激励:がんばれーっ。

同情:あああ!かわいそう!

なぐさめ:きっと、すぐ直るよ。。。

探り:もしかして、最近無理がたたっているんじゃない?遅かったね。。。

 ※自分の視点から質問する

質問:お昼は、いったい何を食べたの?

尋問:いつから痛いの?昨日はどうだったの?

話をそらす:今日は暑いからね。暑いっていえば、、、。

「受け方の3つのレベル」は次のようになります。(板書)

1.相槌(「聞いているよ」レベル) : 「そう。」

2.フィードバック(「ちゃんと聞いたよ」レベル) : 「そう、痛いんだね。」

3.気持ちを酌む(「気持ちを受け止める」レベル) : 「辛そうだね。」

受けて欲しいのは、伝えたことをきちんと受け止めることで、助言を求めるときは『***はどうしたらいいと思う?』と、きちんと助言を求める形で聞いてくるもの です。

受け止めるのは、まず、

「聞いてるよ」レベル、

「ちゃんと聞いたよ」レベル、

「気持ちを受け止める」のレベルの3つになります。

※相手の求める受け方があるのに、「医者に行け」とか「腹を出して寝るからだ」等と叱られると話すのも嫌になります。

「ワークはこれで終わります。

これをやるだけで、関係の取り方が劇的に変化します。

これを忘れないようにすれば、聞き上手とさえ言われるようになります。

しかしこのスキルを自然に身につけることは非常に難しいことです。

講義で書かれる文字より体感している分だけ定着の度合は高いのですが、多くの人は、聞くよりも話す方を好み、助言や指示をしたがるからです。

ここでは、聞き手の姿勢を説明しましたが、話し手が誰かによって、伝わるものも伝わり難くなる可能性も考えられますが、そんな心配は無用です。 なぜなら相手にかかわらず、伝わる伝え方があるからです。」

その伝え方が、(自分の気持ちを乗せて伝えるというやり方の)『アイメッセージ』です。

『アイメッセージへ』

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<・文章
 粟野 邦夫

監修 仙台コーチング協会

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