ガイダンス■
コーチングは3つの秘密**


----------------  ガイダンスの例:赤字は 板書
(北風と太陽の話のあとで)

□コーチングはむずかしくありません。

●130ものスキルがあるというと、実際、たいしたものだと思ってしまいます。

○ 130
おまけに、オンゴーイングですとか、コミットメントとか、
横文字を並べられると、敗戦国の日本はどうも へこへこ頭を下げてしまう教育がされているようです。

ですが、実際は、新しく発見されたスキルなどはひとつとしてありません。
安心してください


●コーチングは、コミュニケーションスキルであると言われます。
しかし、コミュニケーションは、コーチングの前半では80%の重要性がありますが、後半でのコミュニケーションの重要性は20%しか占めません。
 では、前半の残りの20%と、後半の残りの80%はなにかと言いますと、プランニングです。問題解決手法とも言います。
○コミュニケーション   プランニング
○コミュニケーション   問題解決手法

(コミュニケーションはスキルで、問題解決手法は手法、と、英語と漢字になってます。
前者は主に使われているカウンセリングなどの現場でそう呼ばれています。
後者は主に使われている経営コンサルタントなどの現場でそう呼ばれています。)


●もうひとつ、コーチングには根底に敷かれているものがあります。伴走者、つまりコーチの存在です。

○コーチの存在

 ひとりでは続かないものが、コーチの存在によって続いたり、ひとりでは乗り越えられないものが、 コーチの存在によって乗り越えられたりするのです。


●コーチングは3つの秘密があります。
 つまり、コミュニケーションスキルの秘密と、問題解決手法の秘密と、伴走者の秘密です。
○ヒミツ 秘密 ひみつ
 そこに、業界では原則と呼ぶのですが
 ○テーラーメイド...............コミュニケーションスキルの秘密
 ○オンゴーイング...............問題解決手法の秘密
 ○インタラクティブな関係.......伴走者の秘密
 という指針が示されています。(※html\web\index.html)(ペーパーを渡す)
○テーラーメイド
○オンゴーイング
○インタラクティブな関係

 英語にする、魔法とか秘密とか言われるとたいそうに聞こえますが、おいおい説明していくとたいしたことはありません。

テーラーメイド:個々に応じてその人に合ったやり方をすること。
オンゴーイング:継続的に行うこと。
インタラクティブ:双方向的なコミュニケーションであること。
 簡単に言えば、、「人を認めて、引き出して、応援する」ということです。




怖がらないで、進んでいってください。



●順番からすると、○テーラーメイドですが、実際に、ワークショップでやるときにはコミュニケーション部分のほうが  受けがいいので、それを先にしますが、言葉で伝えるときには○オンゴーイングの問題解決手法といった、 実利的なところからのほうが受けがいいようですから、そちらから説明します。
 ○オンゴーイング.
●○オンゴーイング...............問題解決手法の秘密
 ここでの解決策は50%が「ひとに会う」です。
 残りの30%が「口に出す」、あとの残りが「相手を愛する」「バランスをとる」「本音の夢をみつける」「続ける」。。。 ETCとなっていきます。(ペーパーを渡す)
 ○オンゴーイング.「ひとに会う」「口に出す」「相手を愛する」 「バランスをとる」「本音の夢をみつける」「続ける」
「ひとに会う」はあとで説明します。
 「口に出す」。これはコーチングの大きなテーマに関わりますので、まずいちばん最初のスキルとしてこれを伝えます。
●「口に出す」。シンガポールのマーライオンは口から水を吐いています。
 この水が、具体的な行動の宣言であれば、マーライオンは成功者になるでしょう。
 この具体的な行動の宣言のことをコミットメントと呼びます。
 ○「口に出す」コミットメント
 がんばります!とかの抽象的なものではなく、具体的なものです。
 ひとは、自分の口から出た具体的な行動の宣言によって動きます。
 命令でも、動きますが、その差は歴然としています。
 ですから、コーチングを企業内研修で学ぼうとすると、この部下の口から具体的な行動の宣言をいかにださせるかが  裏のポイントになっているのです。
 「耳からはいったものではなく、口から出たものが実現する。」これが第一の秘密です。
(決定は、それを実行する場に近いところにいるものがするのが良い(ドラッカー))
●ですから、コーチは(あるいは、コーチ型の管理職は)答えを出させるために、質問をします。
 「言え!」というのが、ちょっと昔はやったKJラベルで整理した後に、紙に筆文字で書いて、 大声で自分で絶叫!だったのですが、  今は、「言え!」と強要する研修を開くのもままならずですから、日常でできる手法として「質問」を使うのです。
 「質問」されたら、相手は 考えて→答える、つまり口に出すからです。
 インドの蛇使いの前に籠が並んでいます。籠のふたは閉じています。  そのふたを開けるのは「質問」です。
 なるべく、多くのふたをあけさせるために、笛の代わりに「質問」をなげかけるのです。
 ※質問の投げ方は本編のエンプティシートをご覧ください。(ペーパーを渡す)
●「ひとに会う」。
 「ひとに会う」ことによって、すべてが変わります。
 ○「ひとに会う」
たとえば、計画がいまひとつわかりやすくまとめられないというようなとき、、、「ひとに会う」のです。 ひとに会ってその計画を話していくと、自然にまとまって行きます。
たとえば、計画がいきづまったとき、、





..............こんなふうに進みます。