● ミルトン・エリクソン
NEXTBASE

● ミルトン・エリクソン


コーチングの問題解決手法には心理療法の ソリューション・フォーカスト・アプローチ部分があります。
(コーチングのコミュニケーション部分はゴードン博士のリーダー訓練法です。) ※ミルトン・エリクソンの影響を受けた理論やスキルを持ち、 比較的短期間で問題の解決をみる心理療法の一派を総称して短期療法といいます。 「変化」を重視するMRIアプローチ、「解決」を志向するソリューションフォーカストアプローチの他、コーチングと非常に類似した、一説ではコーチングはNLPをそのままパクったと言われているところの「NLP:神経言語プログラミング」 などが代表的な短期療法になります。
若島孔文・長谷川啓三著「よくわかる! 短期療法ガイドブック」ISBN4-7724-0649-2  には、セラピーに用いられるさまざまなコミュニケーション・テクニック(例えば「ミラクル・クエスチョン」や「言葉の使い方」「笑いの利用」「リフレーミング」「逆説介入」「課題の提示法」などの情報も満載されています。


ソリューション・フォーカスト・アプローチは、ディ・シェイザー(Steve de Shazer)、 インスー・キム・バーグ(Insoo Kim Berg)とミルウォーキーのBFTC(Brief Family Therapy Center)の スタッフによって開発・発展してきた治療モデルです。
ミルトン・エリクソン博士は心理療法の天才 と呼ばれたほうどのかたでした。
ソリューション・フォーカスト・アプローチの基本的思想は
●すべての人に有効な、唯一のアプローチなどは存在しない。
●解決方法は、数多く存在している。
●解決と問題は、必ずしも関係があるとは限らない。
●最も単純で侵害の少ないアプローチが、多くの場合最高の治療である。
●人間は、短期間でよい方向に変化することが出来るし、変化している。
●変化は、いつでも起こっている。
●弱さや欠点ではなく、強さとリソースに焦点を合わせること。
●過去ではなく、将来に焦点を合わせること。
です。いろいろな特殊な質問により、本人が現在解決したい問題について
あらゆる方向から、自身で解決方法を探し、解決して行く手法になります。
ソリューション・フォーカスト・アプローチでは、 「解決」とは問題の除去された状態ではなく、クライエント自らが構築する 「未来の望むべき状態」であると考えます。
問題の原因を追求し、専門家がそれに対する専門的知識を利用して問題のアセスメントをおこない、 しかるべき介入計画を立て、問題を除去する従来のやりかたとは異なっています。
参考:WEB
http://www.pat.hi-ho.ne.jp/soyama/kensyu/siryo/08-3.pdf
http://www.eva.hi-ho.ne.jp/kidakei/howtolisten.html