●スキルにまどわされ(過去の取り扱い)
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******************* インナーチャイルドの話になると、他のコーチングを勉強をした人とぶつかる
ときがある。とくに、銀座のほうでのエニアグラム=自分、さらに、他人の理解だと教えている所とぶつかる。
インナーチャイルドについては、検索すればすぐに調べることができる。

過去に付いて調べるときに、自分の育てられ方や、ちょっとしたショックなことなどが、自分の価値観をつくっていく。

これは、宗教的な見方をすると、もしかすると、そのひっかかるなにかを(これを傷としてみるかもしれないが)
もってそのひとの今世の学びとする見方がある。
そのことによって今世でなにかを掴んでいきなさいということであるということだ。

たとえば、対人関係に悩む人は、ある意味でそういう「ひととのつながり」に価値をおいているということでもある。
お金にこだわるひとにとってのみ「けち」という概念が存在するのと同じなのだ。
あのひとけちねえと言うのは、言った本人がお金にこだわっているから出る言葉なのだ。

さて、過去をみることには価値があると思う。とくに、インナーチャイルドのアプローチは心理分析のプログラムよりも
深く相手を理解することになる。

 しかし、ここに論点が3つある。
●ひとつには、深く関わる必要性がまだない場合があるということ。
●もうひとつは、過去をみるという手法は、コーチのひとつの武器としてもっていていいが、
そのパターンだけではなく、認知療法のように、「そのことはもうすでに解決された物として扱う」と言う方法もあるということだ。
 たとえば、夫婦仲が悪いというときに、その原因をつかむというのもそのひとつだが
(いや、、、その前にうちの子どもがということで話がくるんだが、そのときは、
たいてい夫婦の関係が問題なので、そこまではつきつめてしまい、子どもだけにモルタルをぬるようなことはしないのだが)、
その問題はさておき、感謝の気持ちを持ってありがとうを言うことだったり、
声をかけるということが 改善に向かうということもあるからだ。

 たとえば、夫が浮気をしていようが、そのことをせめたり、暗くいるのではなく、
そんなものは無いものとして、明るく接するのだ。

●さて、もうひとつは、エニアグラム程度の分析でもいいのだが、
この真意は相手をそのいくつかのパターンにおしこめて扱うことは意味がないということだ。

 多くのコーチはここを見誤ることが多い。
 つまり、セミナー等を開催して、そこで、性格分析をみんなでやって、
わーわーきゃーきゃーもりあげってそれで、おしまいというやりかたである。

 DISC理論でも同じだが、その真意は、ひとが自分(コーチ)とはちがうということ、
当然その接し方も相手によってかえる必要性というのがあるということだ。

 しかし、ここで、大きなまちがいをおかしてはならない。レッテルを貼ったとたん相手は見えなくなると言うことだ。
つまり、コーチは、相手の「今」を見る。過去になにをしていようが、関係がない。今どうあるかなのだ。