成功の原理の前に
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たいていが 二つの方向

「ごく当然のこと」
「マイナスにも意味があるということ」
というふたつだけのことが
ふたつの伝え方で伝えられ
 受け入れられている

世に出回る「成功するための秘密」なるもの があります。
結論を言うと、成功の秘密というのは、秘密でもなんでもありません。カフェのメニューで「ヒミツの杏仁豆腐」とかとするほうが「杏仁豆腐」とするよりも売れるといったような、
知りたい心理をくすぐるわざでしかありません。これは、成功の17の法則とかいった、ものも同じ手法です。 書いてあることは、よく、読んでみると、別に真新しいことではほとんどないのです。

たいていが 二つの方向で書かれています。
●ひとつには、ごく当然のことを書いています。
たとえば、謙遜であったり、感謝・礼であったりです。
これは、人間が元来、なぜかそういうものから離れてしまう傾向があるのだと思います。続かないのです、惰性でやっていると。 だから、掃除が大事といわれれば、ああそうだったなと 気づきます。

●もうひとつには、マイナスにも意味があるということです。
つまり、成功や、明るさだけがいいのではないということです。

でも、なぜこんなパターン化したものが、人気なのでしょうか。
それは2つのヒ・ミ・ツがあります。

そのひとの「伝え方」と「パーソナリティ」というのが、非常に意味があるのです。

●伝え方が、わかりやすい。→「あ、これなら自分もできそう」

昔、昭和ひとけたにキングという雑誌が売れました。これの付録がまた、格言集が多かったのです。
この格言集を見ると、ネタ本はこれ?と思うことがあります。だって、ものによっては順番まで同じだったりするからです。
でも、そのままを、書いてもそれはわかりやすくないと 伝わりません。
「あ、これなら自分もできそう」と!思わせるような書き方をしないといけないのです。

●もうひとつは、そのひとのパーソナリティ。

カリスマ性といってもいいでしょう。
これは、創庫生活館(生活創庫)の社長の講演なんかがそのパターンです。

俺は失敗した
でも、商売はうまい
気持ちを改めた
このやりかたでやった
成功した

あなたもできる

なのです。

つまり、ここでは、「おれも失敗した」というのが、パーソナリティにすごく重要になります。
そして、「抜け出した」という実績。この上昇部分がないとだめなのです。

これは、マルチの連中がよく使います。
成功したー!成功したー!と言っているけど実は、ぜんぜんうまくいってなくて、2年後には存在しないマルチのひとというものです。

簡単なこと、あたりまえのことがメッセージとしてあります。
ここで、成功するかどうかは どれだけそれを読んだかではないのです。
ひとつでいいから、やれば、それでいい。。

やらなければ変わらないというだけのこと。
だから、「やってごらん、かんたんだから」、「やってごらん、おれでもできたんだから」と たぶん言っているのではないでしょうか?

成功の原理