エクセサイズetc  
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ワーク ********************** エクササイズの紹介をつづける。  イスを舞台上のいろいろなところに置いて座る。一人が鬼になる。一つだけあいているイスに、鬼は座ろうとする。ただし、鬼は両ひざを合わせて歩かなければならない。他の人は鬼を座らせないように、あいている席に移動する。頭を使った「チームワーク」が必要(ちょっとむずかしかったかな)。  あいているイスのとなりの人が移動したのでは、鬼にとっては好都合。鬼が向かっていっている方と逆側にいる人が立って移動するほうが、鬼にとっては移動していく方向を大きくかえなければならないからたいへん。みんながいっせいに動いてしまってはダメで、誰かが一人だけ、それもタイミングを見計らって移動するのがよい。だから、チーム全体の状況を見て、それぞれが暗黙の連携の上で的確な行動をしなければならない。鬼は、あちこち方向をかえながら動いて、チーム全体をパニック状態にするのがポイント。  でも、これはなかなかうまくいかなかったというのがほんとのところ。どうしてもパニック状態になってしまい、状況を的確になんて判断できないよ。  また2人のペアをつくり、全ペアのうち半分が前に出て、残りはお客さんとなって見る。前に出たほうのペアは、一人が歩き、もう一人がその歩き方を見ている。しばらくして見ていたほうの人が歩いている人の後ろにつき、相手の歩き方をまねて歩く。それから前を歩いている人(最初に歩いていた人)がはずれて、今度は自分の相方が歩いている姿を見る。歩いているほうは、相手の特徴をとらえて歩きつづける。そしてフィオナの合図で、いちばんの特徴だと思われるポイントを強調して(たとえば手の振り方とか)さらに歩く。  相手の歩き方をよく見て、その特徴を正確にとらえて、まねをしてみるっていうエクササイズ。  4人がぬけて、舞台から外へと出る。残りのみんなで一人リーダーを決める。リーダーの役割は歩きながら時々動作をかえること。たとえば右腕だけを大きく振って歩くとか、両手を上下させながら歩くとか。他は、そのリーダーの動作をまねして歩く。ぬけていた4人がもどってきて、だれがリーダーなのかを当てる。  リーダーはうまくばれないようにやらなければならないし、リーダーをわからなくするために、他の人がちょっとだけわざと動きをまちがえても面白い。  これは、けっこう簡単にわかってしまったかもしれない。  舞台の中央付近で、上手から下手へと2人のペアが向かい合わせになって並ぶ。両手を胸のあたりまで上げて、手のひらをおたがいに合わせる。相手の目を見て、しゃべらずに目だけで相手を自分の方へと連れていく(つまり、相手を前に歩かせ、自分は後ろにさがっていく)。おたがいに手にひらを合わせたまま、目を見て相手の側に歩きたいと思えば歩くし、そう思わなければ動かなくてかまわない。  ともかく、目で自分の気持ち(自分のほうへと来てほしい)を訴えなければならない。二人の気持ちがいっしょになって、動くことのできる瞬間がやってく。しんどいといえばしんどい。集中しなければできない。  このときペアになったのが女性だったんだけど、ほんとその瞬間だけでも相手を好きになり、いとおしく思わないとできないよねなんて思ってしまった。で、結果は自分のほうにつれてきたんだけど、1歩動いたからといってほっとすると、とたんに集中がとぎれて動きがとまってしまう。二人の気持ちがいっしょにならないと動けない。  このようなエクササイズを行ったあと、最後は舞台の上でまるく、おたがいの肩がくっつくほど近寄ってあおむけに横になり、深呼吸。鼻から息を吸って口から吐く。何回かやったあとで、今度は息を吐くときにハミング。それからハミングを声(アーでもウーでも)にする。その声をみんなで合わせる。  で、終了の時刻となった。今日のポイントは、「目」「信頼」「チームワーク」というところだったかな。 -------------------------------------------------------------------------------- No: 2115 [返信][削除] 投稿者: 03/11/18 Tue 11:15:02 舞台上を歩く。なるべくいろいろなところを歩いてみる。少しはやく歩いてみる。  自分の前1メートルほどの床を見ながら歩く。まわりにも注意を払いながら。それから時々目を上げ、すれ違う人とアイコンタクトをとる。そのアイコンタクトの時間をだんだん長くしていく。アイコンタクトをして感じた気持ちを、(アイコンタクトをすることで)次の人へとわたしていく。相手の目の奥に見られるものは何だろう、何を訴えているのだろう。  目が合ったら、今度は握手をしながら名乗りあう。最初はふつうに、それから歌うように。  このエクササイズのポイントは「目」かな。目の奥に何が見えるかということ、目で何かを訴えること。目を使って相手に伝える、目を見て相手を知るということ。「目は心の窓」であり、「目は口ほどにものをいう」わけなんだよね。  歩くことをつづける。フィオナがある数をいう。その人数のグループをその場でつくる。たとえば「5」といったら5人のグループをぱっとつくる。もしどこのグループにも入れずにあまってしまったら、客席に降りてゲームからはずれる。  だんだん舞台上にいる人が少なくなってくる。「1」といわれたらその場で立ち止まる。少しでも動いたらアウト。  それからいくつかのエクササイズがつづけられた。アトランダム(おぼえている範囲で、なるべく行われた順番どおり)に紹介する。進行は、フィオナとエディが交代しながら行った。  4人のグループをつくり、前に1人、その後ろに3人横並び、後ろの誰かが前の人の肩にふれ、そのあとすばやく親指を立てる。残りの2人も(肩にはふれないが)同じように親指を立てる(要は、3人とも同じポーズをとる)。前の人は肩にふれられたと思ったらすばやくふりかえり、3人のうちの誰がふれたかを当てる。当たったら交代、当たらなかったらもう一度。  ポイントは、一瞬の表情を読み取るということ。後ろの3人のうち、肩にふれた人には表情の変化が見られるはずで、前でふれられた人は、その一瞬を見逃してはならない。「目」もポイントかな。  7〜8人のグループをつくり、真ん中に1人、残りはまわりで小さな輪をつくる。真ん中の人は目を閉じて力を抜いて立ち、前後左右のどこかに倒れる。まわりの人はそれを受け止めて、別の方へ倒す(他の人へと渡す)。  ポイントは「信頼感」。真ん中の人はまわりの人を信頼しないとこわくて倒れられないし、まわりの人は真ん中の人が安心して倒れられるように、しっかりと受け止めること。  2人のペアをつくる。1人が床に四つんばいになり、もう1人は相手の背中の上にあおむけに寝る。おたがいにコミュニケーションをとりながら(「もっと腰の上に乗ってくれ」とか「痛くないか」とか声をかけあいながら)、背中を合わせ上の人は目を閉じ身体の力をぬく。そしておたがいにいいなと思ったら、下の人が前後左右に軽く身体をゆらす。交代して同じことをもう一度。  これは気持ちよかった。相手との共通感覚、一体感がポイントかな。  2人のペア。前と後ろに分かれて、前の人は目を閉じる。後ろの人は前の人の肩をたたくことで進行方向の指示をあたえ、歩かせる(指示は背中の真ん中をたたいたらまっすぐ、右肩だと右へ、左肩だと左へという3つ)。  前の人は後ろの人の指示だけがたよりで(目を閉じて歩くのは、ふつうはこわいよね)、後ろの人は前の人を不安にさせないように、たえずコミュニケーションをとっていなければならない。これも「信頼感」「コミュニケーション」がポイント。 -------------------------------------------------------------------------------- No: 2114 [返信][削除] 投稿者: 03/11/18 Tue 11:13:27 次のエクセサイズでは、歩いていて手拍子がなったら近くの人とペアをつくる。そして相手の人と身体のどこかでふれあいながら、手や足を広げてできるだけ大きくなる。その次は逆に身体をくっつけあいながらできるだけ小さくなる。  ここまでは準備運動といったところだろうか。  今度は全員で大きなサークルをつくって、一人ずつ一歩前に出てふだん呼ばれている名前で名乗りあった。「クリッシー」「ひろし」「あきら」というように。  次に自分の右隣の人の名前を順番に言っていく(胸にはローマ字で名前を書いたシールが貼ってある)。  それから隣の人とペアになって、お互いに自分にとって重要だと思うことを3つずつ話しあう。そのあとで、みんなに対して自分がペアになった相手を、その3つの事柄をおりこみながら、“この人は世界で最もすばらしい人なんだ”という調子で紹介する。「みなさん、私は本日みなさんに、この世界でもっとも偉大な○○である○○さんを紹介することをたいへん光栄に思います」といった具合に。  それが一通りすんだら、また歩くことをした。そしてChrissieの手拍子の数に合わせて組をつくる。3つ鳴らしたら3人の組というよう。そのできた組で、Chrissieが言ったものを身体を使ってつくる。3人の組の時に「象」と言われたら、一人が真ん中で鼻の係となり、残りの二人が両側について耳になるわけだ。5人の時には「プロペラ機」、7人の時には「東京タワー」といったテーマが出された。  この時、四つん這いになった土台の上に乗り、さらに肩の上に人を立たせるという快挙をなしとげ、大きな拍手をもらっている組もあった。 -------------------------------------------------------------------------------- No: 2113 [返信][削除] 投稿者: 03/11/18 Tue 11:13:22  次のエクセサイズは3人の組で行った。その中の一人が彫刻家、残りの二人が石膏となり、「現代日本の結婚状況を示す像」をつくるということをした。彫刻家は残りの二人の身体を自由に動かすことができる。  お互いに抱き合っているようにみえるもの、片方がもう片方の上にのっかっているものなど、いろいろな像ができあがった。 -------------------------------------------------------------------------------- No: 2112 [返信][削除] 投稿者: 03/11/18 Tue 11:13:03 ワークショップは、まず稽古場をゆっくり歩いてみることからはじまった。空間を自由にゆっくりと歩く。次に歩きながらまわりの人とアイコンタクトをとる。歩みをしだいに早める。今度はアイコンタクトをしたときに「こんにちは」とあいさつをかわす。これは身体をあたためつつ、自分がいる空間について知り、相手を感じるというウォーミングアップだ。  ふたたび歩く。今度は稽古場のどこか1点に目標を決めて、そこに向かって歩くということをした。だんだん歩くスピードを上げていった。自分はそこに行かなければならないんだけど、約束の時間に遅れそうなので急いでいるという設定で。次にChrissieの手拍子が鳴ったら、歩いている途中で方向転換をして別の目標に向かう。身体の緊張は保ったまま向きをかえ、他の人とぶつからないようにしながら、急いで別の目標に向かって歩いていく。  それから石の上を歩いた(もちろんイメージの中の)。バランスをくずさないように気をつけて。今度は砂の上。湿っているために足をとられてうまく前に進めない。