◆判断する服装

　警官の服装（というか、制服に帽子）に警棒をもって立っているという姿はどう見えますか？

着るもので判断する癖が人間にはあります。
八百屋さんが白衣を着て立っていたら変と思いますが、そこで、クリップボードをもっていれば医者に見えます「あのー、八百屋さんはお病気ですか？」です。

　背広がいいかどうかは、相手次第。
　TPOもあります。普段着、コンビニに出かけるときの服、町にでるときの服、決め服はちがいますよね。相手が、普段着でお好み焼を前にしていたら、相手にあわせた服装がいいです。
　清潔なもので、相手と同じものを着るが基本です。
　相手が複数の場合は、相手のうちのいちばん力のあるひとと同じ服装がいいようです。
　極度な裏技では、ユニクロのフリースで司会をする「爆笑問題」のように、「普段着の＊＊」とキャッチフレーズつきで登場しましょう。「普段着のコーチングをめざしています＊＊です」とか、マイナスをプラスに見せる言い訳を言ってもいいかもしれません。洒落がわかる相手ならば気に入ってくれるかもしれません。ただ、清潔でないとだめです。
　こざっぱりしたものは好感をもたれやすいです。いい印象を身につけようと思うのでしたら、そう自分の思う人のいるところに出かけて見てきましょう。グレードの高いホテルに出かけていって、ロビーのソファーに身を沈めてみるのもよいでしょう。

◆覆う服装

　自分から見た「服装」という視点もあります。
　「囚人」と「看守」の服を着せて、実際に監獄で生活をする実験をしたら、囚人役は囚人らしく、看守役は看守のようにふるまいはじめ。看守が囚人に対して、暴力をはたらきはじめて実験は中止されたという話しがあります。あなたが、ブランドものの高価なスーツで身を固めると、気持ちは変わります。
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