|
講座11:言い尽くさせる
■整理
●話すというアウトプット効果:考えの虫干し
話していくうちに、言葉にしていくうちに、ものごとが整理されていきます。
頭のなかでもやもやとしていても、本人が言葉にしてそのもやもや度を確認しないと、
それはもうはっきりしているものと本人は誤解したままで、歩き出してしまいます。
●聞き手がいるということ
ここで、聞き手がいるということが大事なのです。
話し手は聞き手に事実を事実として、より正確に知ることができるように、
頭を整理しながら工夫して話します。
自分に向かってには めったにしない行動です。
このように、聞き手に自分の考えを知らせることが、「自己満足」という世界から一歩外に出すことになるのです。
つまり、世界との接触は絶った、独り言の世界で完結していたものが、他の人によって開けるのです。
●もっとないか、もっとないか?
質問することによって、奥にあるものを探ることができことになります。
言い尽くさせるというのは聞き尽くすということでもあります。
話すことがもうないくらいに話し尽くしてもらいます。
勝手に解釈せずに、相手の話を楽しむように聞きます。
●聞き手は、聞きたい気持ちがなければいけない。
好奇心をもつこともある意味大事です。
きいてあげるというのではなく、聞きたいという積極的な気持ちです。
コーチの場合、方向性は見失わない好奇心と言ってもいいかもしれません。
「お金のために 聞きたい」というのともまた違います。
●どう感じ、どう思い、どう考えるか?
本当にもう話すことはないというほどに話してもらいます 。
あなたにとっての夢とは何でしょうか?
そこで、表面的な字面だけでなく、
五感を使ってフルにイメージしたり
地球ー宇宙、神様、前世などの いきなりぶっとんだような視点からですとか
から「味わうように」話してもらいます。
そうしたことにより、話がより動物的、つまりは、より本音に近づいていくのです。
|
|