ハイヤーセルフ  
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ハイヤーセルフについては、宗教的な見方としては「守護霊」
科学的な見方としては「右脳の作り出した象徴的なただのイメージ」という見解があります。

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●ハイヤーセルフとの会話
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退行催眠で前世の死の瞬間を体験したあと、
被験者に「何か感じませんか?」と聞きます。
すると ほとんどの人が
「あたたかな 光りのようなものが見えます」と、
答えます。
そこで、
「その光に聞いてください」と
質問をなげかけます。
すると、メッセージが かえってきます。
たとえば、「今の人生での学びは何ですか?」
と聞くと、人生を改善するような
答えがかえってきます。
この答えを利用した、心理療法として
ハイヤーセルフ療法というものがあります。
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●ハイヤーセルフとは映画スター
ハイヤーセルフと言う呼び方が一般的でしょうか?高次の自己です。。

天使の姿で現れたり、光そのものであったり、形のないエネルギーだったりします。
 このハイヤーセルフは、輪廻転生(生まれ変わり)を説明の基礎にしています。
「生きがいの創造」の著者、飯田文彦さんの講演では「光さん」と呼んでいます。


▲宗教的な説明で説明して行きますので、
そうじゃないと思っているかたは割り引いて、解釈しながら
お読みください。

 簡単に説明すると、生まれてこの世にでているなんのたれべえ(たれべい...という名前は変ですが)という個性をもってみんなが生きているわけですね。
ところが、輪廻転生において、人間は死ぬと、生まれる前の自分というものに戻るわけです。

 すると、前世がまあたいていはあるわけで、そこには江戸時代は 武士だっただれそれだったり、縄文時代はこれやってたなんとかだたったりとなんにんもが他人ではなく、「自分」としてあるわけです。
 たとえは微妙ですが、映画スターがいろんな映画でいろんな役をやっていたようなものです。
映画スターがハイヤーセルフ、いろんな役のひとつがあなたということです。

 このハイヤーセルフの説明の前に、人間のこころ、潜在意識と顕在意識の話などから、説明を追って行って、ハイヤーセルフまでを話して行きます。



●潜在意識がわかってきたこれは、わたし(粟野)が大学で習ったことですが、人間には潜在意識と顕在意識があります。
これを、表現するのに、先生は黒板に氷山を描いていました。
タイタニックで出てきた氷山です。その氷山で海の上に出ている部分、まあ、いわゆる氷山の一角というところを顕在意識、海の中に沈んでいる部分を潜在意識としていました。

 この氷山の一角の部分は、わかっていること、つまり「今」のことです。
 問題はこの潜在意識のほうで、潜在なので見えない。
 この潜在意識について、研究がされていくにしたがって、隠されているものがわかってきたわけです。


●小さいときのトラウマなど この潜在意識には ひとつには、トラウマ・過去の傷が隠されている(つまり、そのひと自身の過去が隠されている) ということがわかりました。
たとえば、高所恐怖症というのが、小さいときに高いところから落ちたりしたことがある というトラウマが原因だったということが、催眠でわかるわけです。
他にも、外見的なコンプレックスが親からのなにげないひとことがきっかけであったり (もうすし、目がぱっちりしてればなぁ、、とか、私に似てなんとかだとか、そういうひとこと)がわかったりします。
 これは、まさに、インナーチャイルドとかアダルトチルドレンですとか、ホーリーチルドレンとかいいますけれど、退行療法というものに 代表される部分で、小さいときに受けた傷の話です。


ここらへんまでは、学者も哲学者も医療関係者もあまり意見が分かれることではありません。


●生まれる前後のこと さらに、ここからが、学者が「もめる」ところなのですが、こうした催眠で、 過去に過去にと追って行くと、生まれる瞬間だとか、お腹のなかにいたときのこととか、を語るケースがあるわけです。


●思い違いもあるこれは、まあ、実際は、この前のインナーチャイルドという小さいときのことでもありうることではあるのですが、 本人の思い込みという可能性はゼロではありません。

インナーチャイルドの部分で、事故として、男性恐怖症というのがあり、それを退行療法で催眠をかけた結果、 父親にレイプされた記憶が出てきた。
 この、親にレイプというケースは実際に多くあるらしいです。
いくつもの人格をもつにいたった男性が、小さいときに父親から性的いたずらをうけたとか 現実にあるようです。
ところが、そんな事実がないのに、父親にレイプされたという催眠結果が出たりもするケースが問題視もされています。
 とくに、そうした催眠を行う団体とか催眠者の思想がはいってきたりすると、かなりねじまげられるということもあるわけです。
 たとえば、父親にレイプされた女性達が集まって作ったアメリカのある団体が主催するそうしたセラピーでは、 「あなもそのはずだ意識」があるわけで、そうなると誘導された偽物の記憶に書き換えられ、 催眠事故みたいなことになってしまいます。
 恋人も別れて、3年もたつと、事実がお互いに都合よく書き換えられるようです。
言ってないことが言っていることになったり、ぶったなぐったの解釈がすり返られたり、 まあ、たいていは相手が悪いこととなっています。
 ですから、催眠ででたものが真実(事実)なのかどうかは、わからないのです。


●検証、生まれる前後 お腹にいたとき夫婦喧嘩の話が聞こえたというのも、 ほんとなのか?思い込みなのかは、実際は確証はありません。
 生まれるときも、本当に本人が知りえないことで、本人が言葉を聞いて理解できるようになってから その催眠時までそうしたことが予想できないほどにかくされてた事実だったり、 親戚のおじさんとかがなんか(親戚の葬式のお通夜で集まったナド)のときに「 いやぁ、**ちゃんと++ちゃんはけんかしてたようねぇ」なんてぜーぇったいに漏らしていないのという、 真空状態なのか、無菌状態なのかどうかが、あいまいなので、「確証はない」というのが事実です。
 学者のIさんは、こうした催眠での証言を、MDに記憶された実際の症例だからということで「科学的」と言っているのですが、 それは MDは科学的だけど、実際に、地下室に閉じ込められて育てられたカスパーハウザーのように、 人間をとじこめて実験するような環境でひろったものでなければ、そうした催眠での証言はぜんぜん科学的ではありません。
※カスパーハウザー:19世紀初頭のドイツ、地下室に閉じ込められていた奇妙な若者が見つかる。 カスパー・ハウザーと名付けられたその青年は思うように動けず、言葉もろくにしゃべれない。現実にいた人物で、 教育心理学などのときに話題になる。

●生まれる前=輪廻転生 で、まあ、そんなわからない状況ながら、生まれる前にまでイメージが出てくるひとがでてくる事実はあるわけです。
 出てこないひともいるというのも事実ですが、出てこないから ないとも言えないというのも事実です。
 生まれる前にまで行けるひとがでてくることを重く見るというのは、もう、輪廻転生肯定です。
 それは、現在そのひとのかかえている問題点が象徴化されて、そう思い込んでいるだけ と見れば、輪廻転生論は保留です。


 たとえば、新興宗教は病気と絡めますが、胃が痛い→前世でだれか殺した→前世は武士 という短絡な図式もあります。
 生まれる前にまで行けたというのは、他のひとの人生とつながってしまうわけで、キリスト教でいうところの、人間が死んだらば、地獄、(練獄)、天国という発想はちょっとずれます。
 キリスト教は死んでも自分は自分の個性のままですから。
ここで、キリスト教信者は承服できないか、あるいは、地獄=畜生道での生まれ変わり、煉獄=六道地蔵でよく出る六道( 天道,人(にん)道,修羅道,畜生道,餓鬼道,地獄道)のうちの畜生道と天道を除いた4道、天国=天道とでも置けばまあ、承服できるかもしれないです。
●輪廻転生の実証はできない
 この生まれる前にまで行けるという輪廻転生は、ダライラマ なんかはその考えを肯定しています。(今のダライラマ14世は、生まれ変わりの系譜が「ダライラマ」という称号を使ってから14代目になる)
 昔死んだ救い主が生まれ変わるので、それを子どものうちに捜して、その救い主の生まれ変わりとして育てます。
死にかけて、別な国の人間の記憶をもったひとになってしまった実例があります。
とはいえ、テレビなので、でっちあげかもしれませんし、ほんとうかもしれません。
 前世の記憶をもっているひとを追跡調査したら、実際したということを言うことを書いた本もあるのですが、確証的にそれをレポートした決定打は現実にはありません。
 ただ、「それらしき症例」はたくさんあるということです。
 けっきょく、「わからない」ということです。

●結論を先に言うと
 私は、この氷山の下には、ひとつには、トラウマ・過去の傷、ふたつには、その「個を超えたもの」がたぶんあるような気がしています。
(輪廻転生はわかりませんけど、もしかすると、DNAに組み込まれているのかもしれません。
DNAの場合は血の介在が必要なので、輪廻転生とは違いますが)。右脳(あるいは難破船と鼠のたとえの様な動物脳)的機能と科学してもいいのかもしれません。
でも、なにか、右脳よりも、もうちょっと上にあるような気がします。。。

 で、このハイヤーセルフとか「光さん」は、その個を超えたものがあるのが前提です。
それを否定すると、せいぜい、ハイヤーセルフはインナーチャイルドでいうところの 傷ついた子どもの部分=アダルトチルドレン(に代表される)、 本来のそのひとの姿=ホーリーチャイルド(前向きで、明るい、光のイメージのものです)の、ホーリーチャイルドだというところだと思います。


●ハイヤーセルフに出会う
 前世療法の中でハイヤーセルフに出会うという体験を「ハイヤーセルフに”出会う”」というよりも、「本当の自分を思い出す/自分の足元を見つめる」 という意味で捉えるという感じです。


 この世は学びの場であるから、そのうまくいっていないことにたいしても、実に前向きで、どんなわるいことがおこっていても、 それは「順調に学びのために」悪いことが「おこっている」という発言になります。
 たいてい精神レベルの高いことをハイヤーセルフなるものが言います。
たとえば、夫婦仲が悪いんですが、というと、それは今回のおまえの学びは、意地をはらないということだとか でるわけです。
ところが、ふつう催眠がかかっていない状態の人間と言うのは、そういう問いかけにたいして「でも....でも....」を連発するわけです。
 催眠状態にない、現実社会の自分は、キーキー音が出るくらいにブレーキを踏みながら、アクセル踏もうとしている感じですから。

一方、ハイヤーセルフとか「光さん」として紹介される発言はたいていブレーキを踏みません。
 非常に「ズバリ」で、そのひとの本心というのが出てくるようです。


●馬鹿なハイヤーセルフもいるようだ
 最近、この手の本が多く出ています。天使の、、、守護霊の、、、といったものでたいていは ポジティブで大きな見方をした言葉が書いてあります。それらは、短文です。長いものは詩の形態にして、読む人の想像力の余裕をもたせるような書き方をしています。 ハイヤーセルフの言葉を見聞きすると、ある意味、単刀直入すぎて、どこまで事情を理解しているのかと 疑問に感じる発言がでてきます。
 また、そのひとそのひとなりというか、そのひとの色や、レベル(程度)のものしかでません。
 そのひとなりにはそのひとの直感を超えた直感みたいなもので、 よき解決策になりそうなひとことですが、そのひとの、なんていいますか魂のレベル程度、精神レベルにあわせた言葉が出てきます。



●答えへの疑問
 ハイヤーセルフの答えかたには、よくわからないことがあります。
 たとえば、仕事がうまくいかない・失業しているというときに、ハイヤーセルフとか「光さん」は、それは今回のおまえの学びは、助けを求めるということだとでるか、それは今回のおまえの学びは、がんばりやりとげるということだとか、どっちもありのときがあります。
 それも、ハイヤーセルフとか「光さん」は迷わず言うとしたら、それは正解だから、ひとつが出たのか、ただ、思いついたからでたのか、、ということもあります。
 オウムの成就者石井久子は、真の自分を発見したとした時の瞑想体験を『・・・・このとき、私は光の中に存在していた。いや、真実の私は光そのものであったのだ。その空間の中に、ただ一人私はいた。ただ一人だが、全てを含んでいた。真の幸福、真の自由は、私の中にあった。真実の私・・・・』(一部)と語っています。でも、結果はご存知のとおりです。

 また、「そのとき」の悩みが、なぜそのひとの長い人生においての学びの主要テーマになるのかも疑問です。

 よく解釈すれば、そのひとはおりにつけ、そのテーマをいろんなケースでくりかえし学習しているのでしょう。
●ハイヤーセルフなのか動物霊なのか?
 ハイヤーセルフとか「光さん」として紹介される発言はたいていブレーキを踏みませんと書きましたが、ただ、ブレーキを踏みませんというのは、ちょっと情報操作の痕跡があります。

 現実には、至高体験をしたところで、ブレーキを踏んだような発言があります。
ただ、それを、おおかたは採用しない。つまり、明るい発言ではなく、破壊的な発言がでたりするときがあるのです。
 この発言は、ハイヤーセルフの発言としてはといあげられずに、多くは隠蔽されます。
 せいぜい、新興宗教が次のようにしてとりあげるのです。
 これは狐が言わせている、蛇ですね、動物霊ですねと。

 現実、ハイヤーセルフでも動物霊でも、催眠レベルは同じです。
 素直なのがでているか、その逆かです。
ポジティブなのかネガティブなのか?やさしいのか攻撃的なのか?そういうことで、区分けしているようです。

怒り・悲しみ・孤独感・無力感だと動物霊、悪霊。
素直だとハイヤーセルフというわけです。


 面白いのは、夢というときはたいてい迷いがなく夢が進行します。
ここってなんだかあそこに似てるなぁと、夢の中で思うと、次のシーンではあそこになってしまいます。
ですから、催眠レベルでは、けっこう良識とか、ひとの目とかがかけるブレーキではなくて、自分のなかにあるブレーキか、あるいはアクセルのどちらかしか存在しない感じです。
 ある意味、邪悪な破壊的なものか、聖なる美しいものみたいなものが、白黒はっきりしているのです。
ただ、邪悪な破壊的なものは、もっとそのがちがちのカラをひっぱがしていくとがしていくと、聖なる美しいものが本質ということはあるようです。





●なぜ、キャラによって前世がちがうのか  輪廻転生についても、どうも、若い女性に尋ねるとギリシャだのが出てきます。
 高齢者は日本の武士とかです。
 これもまた、疑問です。
 また、けっこうはっきりとした個性アル人生をおくった過去世ばかりがでてきます。
 あなたの前世は、弥生時代に平凡に土器をつくってましたね。。
ああ、別にこれといって 事件はなかったですねという、、、そういうのではなく、なんか劇的な人生を背負った前世があったりします。
 まあ、善意に解釈すれば、ひとそれぞれが劇的な人生!みんなが主人公!なのですが、どうも過去世はストーリー自体がはでなのが多いです。
みんなが前世がキムタクで、前世を山田次郎ではでてきません。


●グループで転生するなら、なぜ人口は増えるのか?
 夫婦は前もそうだったとかいうやつです。とすると、地球の人口が増えたということはどっかからもってこないとおかしくなります。前も同じ時期に生きていないと、グループにならないので、ある特定の時には、生命個数は一定なはずです。
 前世において関わりのあったひとが、今世でも関わりのあったひとという話しもあるのですが、それだと、人数は増えるわけはありません。


●ただ、わすれていけないのは、輪廻転生は救いになるけれど、輪廻転生否定は救いにはならないということです。
・人間関係でとても辛い思いをしている
・何のために生きているのかわからない
・生きる楽しさを見いだせない
・もっと自分らしく人生を楽しみたい
・前世を体験してみたい
・今生の目的を知りたい  など
たとえ、前世が、ただの自分が右脳でつくった象徴であっても、意味はあると思います。
それが役に立つもので有れば それでいいのです。