はりついた笑顔と、なるほどザワールドと表現していますが、スキルだけの伝達をうけてコーチングをしようとすると起こる、なんとなく感じる違和感です。
笑顔をたやさなければいいと思って、がんばっている姿はみあげたものなのだけど、クライアントととの心のペースがあっているかどうかがあやしいシーンになることがあります。
コーチングはクライアントの気持ちのもう一段程度明るい方向に立って導くほうがよいのです。
● なるほどザワールド
パターン化した傾聴のあいづちをFC的に教えているコーチが急速に広め、かつ、結果それを採用した現場の人間関係をこじらせることになった、なんでも「なるほど〜」で受けるコーチのことです。
言葉だけが上滑りしていることに気づかないほど人間はおばかさんではないはずです。
まあ、それでも、聞いてくれるひとがいるだけで、涙、という一派いっぱいのクライアントもいるから、全面否定はできないのですが、普通のひとにこれをやると、その口ぶりなんとかならないの。。。となってしまいます。
├●コーチ2*は前身がIB*Dという自己啓発セミナーです。これは検索すると実情が見えます。コミュニケーション研修会社と名前を伏せることが多く、また、数年前には存在した掲示板が一般からは見れなくなっています。
├● CTIはトラスト(信頼)系のワークショップに定評があります。女性による評価が高く、卒業生は、多く、スピリッチュアルなものに関心をもつかたも多く、ソースセミナーやセラピーといったものに幅をひろげていきます。(コーチングは、万能のものではなく、さまざまな道につづく、そのプロセスの入口でしかないのです。)
├● PHPは起業向けのものが多いのですが、今年の4月以降、別な方向性が提示されます。
● さて、おしてしるべしですが、さまざまにコーチングのスキルを教える会社は山ほどあります。しかし、前述した シンプルなことが欠けていることから、「うんうん」「共感しますよ」「わかりますよぉ」という言葉で自分に近寄ってくる存在に違和感を感じることがあります。
● それは、コーチングは本当はスキルではないということ、コーチングでは「答は相手の中にある」といいますが、そのとおりに、コーチングの力もまたすでにあなたの中にあるものなのということを認めないからなのです。
60万円の先にその力があると思い込んでしまうからなのです。
● コーチとは、「背中にあたたかい手をおく人」だと思います。あなたの、気づきや喜びをいっしょに感じてくれる人が、あなたのそばに、ちゃんと「居る」ことが一番大事なことなのです。
● コーチとクライアントの関係の、ただ1つの条件は『存在』しているということだと感じます。
ひどいことやつらいことが多い日本で、ひとりひとりの力はほんとに弱いものです。 でも、一体感を感じられれば感じられるほど 力 になると思うのです。
●安心感をおぼえ、守られている安心感は 人のあたたかさのなかにすでに灯っているものです。
●ですから、「存在」しているだけでつながりあい、影響しあえることをもっと信頼していいのです。
それにフォーカスしないで、立ちつくしている コーチが多いのはなぜでしょうか。
それにフォーカスしないで、いいかげんなセミナーをそれでもやってしまっている トレーナーが多いのはなぜでしょうか(※)。
●目の前の事実をコーチがクライアントとわかちあえているかどうかによって、その場の関わり方が変わってしまうのです。
(※):これは、ひとつには 60万円という高額な投資を回収しようとする焦りがあります。
コーチとクライアントとして、ある時間を共有して、ここにともにいることはとても 素晴らしいことだと思います。
目が曇ると、いいコーチングはできません。
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ちなみに、コーチングの本を読む前に トマス・ゴードンの「LET:リーダー訓練法」を コーチングの本を読んだ後に、
VOICEの「ソース」を読まれるといいですよ。
コーチングと言う概念は、別に明治から日本にありました。 (昭和初期にはストレートに
というものもありました。
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いずれ、あまりアメリカナイズしたシステムを形だけ真似ることは危険だということを覚えてください。