■◆ふすま文化  
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★アメリカ手法でいいのか???

●察する心が落ちている
コーチングが必要になってきたのは事実だと思います。
これは、良く言われることですが
「ふすまの文化から壁の文化になったせい」
ということがあると思います。
ふすまという、なにか隣の感じが察することができる状態から、
欧米の壁という生活様式になったことが象徴となっているように、 日本人が他のひとのことを察する能力がなくなってしまった。
察する心は簡単に言うと観察力ですが、つまり相手を見るまなざし自体が変化してしまっているのだと思います。

それなので、欧米、とくにアメリカ的にテクニックに走っているように感じます。
心がなくて、ただほめるとか認めるだとか言葉先行のワークがあります。
たしかに、「姿勢を背筋伸ばしましょう」ということにも意味があるように、形から入る手法もあります。
しかし、いいかげんなコーチングセミナーが多いのも現実です。 ●テクニックではなく、まずは察する心をとりもどすことが大事だと思います。

 日本には「なきながら叱る」っていうことがあるでしょう?
 相手に合わせるのに、こころがついてかないと、ただ、調子のいいホストと同じじゃないですか?
   表面の会話をまねるだけでは、カウンセリングと比較していけばいくほど底が浅く感じられてしまうと思います。
 これは講座内の、EQのところにも 書きましたが、
 「アメリカは、ちょっと形さえなんとかしちゃえばいいというところがあるから、日本ふうに直したほうがいい」と思います。

 形より、そのハートを理解できるようにしないと、 人間はそれほどばかではありまえんから、めっきがはがれたときに人間関係をこじらせてしまうこともあります。