●「TA(交流分析)」
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TA(交流分析)
エリック. バーン博士の考案した、人間関係改善と自己成長のための心理学

Transactional Analysisを略してTAと言います。
日本では「交流分析」 と呼ばれています。
TAとは、精神科医エリック・バーンが創設したいわゆるパ ーソナリティ理論であり、個人が成長し変化するためのシステマティックな心理療法のひとつです。
基本的には、
構造分析:
個人の内面で起きていることを理解する方法
やりとり(交流)分析:
2人の間に起きていることを理解する方法
ゲーム分析:
不快感をもたらす特定の交流のタイプを理解する方法
脚本分析:
個人が推し進めている人生プランを理解する方法の四本柱から成っています。
TAは,1950年頃からサンフランシスコとその周辺で、エリック・バーンが 開催していた社会精神医学セミナーを母体として開発されました。
1958年に "American Journal of Psychotherapy"に「TA:集団療法における新しく効果ある手法」が発表された時点で理論体系と治療法とを備えた一学派とみなされ、今日に至っています。
交流分析では、人間の心の中に3つの自分が住んでいると
            考えます。

               1.親の生き方を真似している自分
               2.冷静な社会人として適格な判断をする自分
               3.子供のままか、子供の時に強く受けた
                 養育者からの影響が残っている自分






CP: 信念に従って行動する厳しい父親のような親の心です。自分の価値観や考え方を優先して理想を求めます。CPが強すぎると尊大で批判的になりがちです。

NP: 思いやりを持って世話をするやさしい母親のような親の心です。親身になって人の面倒を見る優しさが特色です。NPが強すぎるとおせっかいになります。

A: 事実に基づいて物事を判断しようとする合理的な大人の心です。データを集めて理論的に処理していきます。Aが強すぎると打算的で冷たい人間に見られます。

FC: 自分の欲求のままに振る舞い自然の感情を表す自由な子供の心です。明るく無邪気で行動的です。FCが強すぎるとわがままで他人への配慮に欠けてきます。

AC: 自分の本当の気持ちを抑えて相手の期待に応えようとする順応した子供の心です。ACが強すぎるとイヤなことをイヤと言えずストレスをため込むことになります。