■表面的なとらえ方
●こちらで埋めない。判断しない
取材100%、相手の素材がいい。
ものわかりがわるいのかと思うくらいに、はっきりと聞いていくことでほんとうの姿が見えてきます。それが不十分だと、クライアントの深まりがもてません。
ひとは、必ずしも思っていることをそのまま口には出すとはかぎりません。
たとえば、「わたしはひとを愛せないんです」という言葉に、なんと質問を返しますか?「できたとしたら、なにがとめているんですか?」「なにが、そう思わせたんですか?」
ひとはあいまいな言葉をつかうということがあります。
「**は、すごいとおもいます」=>なにを基準にそう思いますか?
いろんな意味のすごいがあります。ただし、「すごい、すごいわー」って相手が感動しているときに、それをやると嫌われますが。
「うちの夫と結婚して5年になるんですけど、最近なんかうまくいかないので、どうしようかと思っているんです」と言われたら、どう答えますか?
ここで、「うまくいかない」ということの内容を聞かないとわかりませんよね。「うまくいかない」というのを、自分のイメージで理解してしまったひとは、アウトです。「うまくいかないとおっしゃるのは?」と聞けば、具体的にわかっていきます。
さらりと流すと雰囲気だけでよくわかってないことがありますでので、きちんと聞きましょう。内容が不明なままだと、やがてギャップになります。
わかりにくかったら、「ちょっと別な言葉でいってもらえますか?ぴんとこないので」と。
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