■表面的なとらえ方
●小さな進歩を見つけるわらび目
日本人は意識しないとできません。
成功とか勝ち負けではなく小さな進歩などを認めます。
わらび目というのはわらびを採りにいくときの目です。山の雑草のなかからわらびを見つけることのできる目です。
相手が何を達成したのか、どのように成長したのか、事実を具体的に承認します。
(相手に、興味と関心を持つ事が大事です。的確じゃない承認は「なに見てんの?」と白けるだけです。とくに、ほめてほしいところをほめる。それがコーチの腕です。)
自分で知った事実を、はっきり言葉にして伝えます。
漠然と評価するのではなく、具体的に変化したことを伝えます。
◆いいことをみつけたら、口に出してほめる。
「いいあいさつができるようになったね」。
いいことをみつけたら、口に出してほめると、経験的に効果があります。会社の現場でも、ほとんどの経営陣が効果を認めます。
口にだすことを日本人はあまりしないので、口に出す「癖」をつけることが大事です。
あえて、この効果を分析するとこうなるかもしれません。
1:コーチから声をかけられたり、変化に気づいてもらうことで、クライアントは自分に関心を持ってくれていることを確認します。
2:自分はコーチから重要な人物として扱われている、存在を認められていると感じます。
3:人間は、自分の重要性を感じた時、動きたくなるものです。
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