横ではなく自分をみましょう
 
 

ほめる:ふろしき効果

信じるピグマリオン効果
 
小さな進歩を見つけるわらび目
 
■COACH’S TALK

「承認する」
■承認することで、やりがいを持つことができます。

■表面的なとらえ方
●小さな進歩を見つけるわらび目

■知的なとらえ方
●ほめる:ふろしき効果
 ◆人を動かす力
 ◆結果を目的にして、承認しないでください。
●信じるピグマリオン効果
 ◆承認の効果のあるなし

■スピリット的なとらえ方
●横ではなく自分をみましょう
 ◆広義の承認
 ◆承認(狭義)

■COACH'S TALK


スピリット的なとらえ方
●横ではなく自分をみましょう

 まずは、自分を毎日ほめてみましょう。
 「今日は**してえらかった!」と、横、だれかとの比較とか、勝ち負けではなくです。
 ひとは、横を見て優劣をつけたがり、自分が横よりちょっと高いと安心します。横ではなく、自分、縦をみましょう。
 「自分が好きではない人」は、いつも誰かと自分を比べているようです。自分の良いところをほめるということは、「自分という命」そのものを認めることになります。あなたは「だれかのように」素敵になるのではなく、「あなたらしい」素敵さを引き出せばいいのです。あなたがあなたを気に入らないで、だれかのまねをしても、だれかにほめられても、それは苦しいことです。


◆広義の承認

「承認」は「アクノリッジメント」ともいいます。

※acknowledgement:承認する・認める・感謝する
「はげまし」「うなずき」も「承認」に含めたりします。

・相手の存在を認める
 承認とは、相手の存在を認めることです。犬は叱られるよりも、無視される罰のほうがこたえるそうです。
 人は認められたと感じることにより、相手に対する警戒心が薄れ、信頼を寄せるようになります。
 消極的ですが、コミュニケーションを妨げる言葉をつかわないというところから入ってもけっこうです。
信頼されるのは、包んであげるタイプです。話をちゃんと聞き、受け入れてあげて、ちゃんと認めてくれる人です。

・アイスブレイク
  アイスブレイクも承認のひとつと見てもいいでしょう。
 おはよう、こんにちはなどの日常の挨拶も小さな承認と数えられます。
 軽く肩を触れるということもアイスブレイクになります。

 ひとは基本的にシャッターを閉めています。シャッターをあけてもらうには、
 「おはよう」「いつも明るい元気な声だね」「今日は一段と笑顔がいいね」です。→ピンポーン
 放送業界ではデスクワークするディレクターに向かって、後からせまり、やおら肩をもみはじめ「やまちゃーーん、最近評判いいよー」ですね。
「調子どう?」「最近、元気いいね」「ポイント上がってるよ!」「最近がんばってるね!」など、声がけは大事です。
 よーーーく、かんがえよーーーー、声がけ大事だよぉ、、、♪
 それでも、最近無言でおむつをかえるおかあさんが多いらしいですね。
 ひとこえかけてから話しをはじめてみませんか?。
 ほめことばも、アイスブレイクになります。たとえば、「いつもアドバイスしていただいてほんとうにありがとうございます。課長は今度の私のアイデアをどう思われますか?」というように。「ほめ」から入るとすんなり行きます。

・聞く
 人は、聞いてもらえると、認められたと感じます。
 聞くこと、それも広義の承認です。

◆承認(狭義)

 ただ、一般的に、承認とは「小さな成長を認めること。成果を認めること」です。
 この承認を体験したければボーリングでみんなでいきましょう。「ああ、コースはいいよね」「パワーあって、いいんじゃない」「フォームいいよねー」「狙い、いいよね」「上手!」「パチパチ!」、「前のゲームよりいいねぇ」ついでにストライクとかスペアで手と手でパンパンッ。
 ただし、ボーリング場でうまく承認できるひとが必ずしもどこでもだれにでも承認できるわけではありません。スポーツ少年団で一生懸命に自分の子どもを応援しているおやじも、会社でほめ上手とは限りません。

・「ほめほめけなし」
 大手ファミリーレストランのリーダー研修で言われる「ほめほめけなし」「3つほめてひとつけなし」とかいう「ほめ」の部分です。「ほめてしかってほめる」というやり方もあります。ほめて、気持ち良くしてこころをゆるませて、そのあとのしかった要求をダイレクトに潜在意識にほうり込みます。そのあと、また、こころをもみほぐしてやるのです。
 けなしという言葉は表現上であって、現実には指摘程度です。コーチングの場合、指摘や提案などはほめることにはさみこまないスタイルが多いようです。ほめるときはほめ、指摘するときは指摘するのです。(指摘や提案については別記)
 今は、精神的におこられ慣れているひとが少ないですから、叱咤されることで「なにくそ」とがんばることのできるひとは少ないのです。「おこられ」だけだとつぶれます。

 ただ、やくざの世界では、逆にけなしてけなしていじめてなにかやったら「よーくやった!」とほめる手法を使いますし、テニスコーチの松岡修造は けなしけなしで来て、「できるじゃっないか!そうなんだよ。それだよ!いいよ!」と来ますね。洗脳手法を使った祈伏という宗教手法は、自己啓発セミナーのように「あんたはだめだ」「だからだめだ」と追い込んで、入信すれば救われるとやります。毛穴とかしみのアップを見せつけられてフェイスエステ1回20000円なりを売りつけられるのもその心理操作です。

※やくざの場合は 手下が手下自身の考えでやってへましたことをけなしてけなしておいこんでグラグラになったところで、親分の考えでやらせたことをうまくできたらほめる!ということでの、従属させていく心理コントロールも行われています。
※ほめるのは人前で、しかったりするのは人前でやってはいけません。日本は人前でいましめにしかる文化ですが、人が見ていないところでしかるべきですよ。織田信長が明智光秀に殺される前、信長は光秀をひと前でしかり、柱に光秀の頭を打ちつけたそうです。

Iメッセージ
承認方法として、Iメッセージ、Youメッセージ、Weメッセージの3つのメッセージが良く使われています。

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