昔、今、未来

本音
心で聞く
連想ゲームのように聞く
クローズド・クエスチョンとオープン・クエスチョン
ポジティブに楽しい事をふくらます
相手の答えをよく聞く
いろいろな質問
条件や障害がないとしたらで話す
■BOOK COACH

「質問する」

■表面的なとらえ方
●いろいろな質問
●相手の答えをよく聞く
●条件や障害がないとしたらで話します

■知的なとらえ方
●「クローズド・クエスチョン」と「オープン・クエスチョン」
●連想ゲームのように聞く
●ポジティブに、楽しいことをふくらます

■スピリット的なとらえ方
●本音
●昔、今、未来
●心で聞く

■質問→答え→行動
●「答はクライアントが持つ」という意味
●質問と提案と指示
●コーチングが万能ではない問題性
 No.1
 No.2
●コーチの提案:助言的な色彩の強い提案
●友達との違い
 No.1
 No.2
●ビジネスコーチングによる質問と答との違い
 No.1
 No.2

■BOOK COACH


■質問→答え→行動

●友達との違い

◆意見はいまどき通じない
 昔の青春モノには多かったシーンがあります。目が覚めない友人を平手打ち!「ばかっ!おれがこんなに言っているのがわからないのかっ!」といいつつ本人もうるうる泣いている場面です。「はっ!」と目が覚め、めでたしめでたしです。森田健作が役者時代にやってました。泣きながら叱る構図でこれが日本に通用していた時代がたしかにありました。
 今はかろうじて、自主上映で県の予算がつく「シンナーをやめさせるげんこつおやじ」といった映画に残っています。

 オードリィヘップバーンの『ティファニィで朝食を』の映画版では、主人公の男性がオードリィに「きみは自由なんかじゃない、きままなんだ」としかって、彼の腕に飛び込むというストーリーになっていました。小説とは、展開がまったく違うので苦笑ですが、現代では「よけいなお世話」でかえされそうな台詞です。

◆コーチは「あえて」意見をしない
 友達は、親切心から、いろいろ意見を言います。
 コーチは「あえて」意見を言おうとかアドバイスをしようとはしません。
 正確に言うと、意見を言って欲しいひとにのみ意見を言います。概して、地位が高くて、まわりに本当のことを言ってくれるひとが少ないひとが意見を求めてくれます。意見より大事なのが、質問なのです。

◆コーチは「間違っていればはっきり伝える」???
 「率直に伝える:友達はあなたの話を充分聞かない。コーチは充分に聴く。友達は忠告・否定的なアドバイスをする。コーチは否定しない。そのうえでコーチは、間違っていればはっきり伝える。これをフィードバックするという」と説明するコーチがいます。
 わかりますか?いくら、横文字でしめたとしても。
 「充分」の定義はまあ見逃しましょう。充分聞くのはそれ以前の問題でそれができないコーチは仕事が来ないはずです。
 「間違っていれば」の基準がわかりません。話を充分聞いた上で、感じたことや意見を言うだけなら、友達でもできます。
 実際の場ではこんな解説では、コーチとしてどう対応したらいいかわからないと思います。
 また、「間違っていればはっきり伝える」ことイコール フィードバックではありません。フィードバックは相手の言葉で感じた印象をそのままに返してやることで、「間違っていればはっきり伝える」のは「意見」です。

※実はこのフィードバックが、よく「クライアントにコーチの感じたことを返す」という言葉で表現されるため、ここで軽いならまだしも、かなりコーチの独断の意見を入れてしまうことだと理解しているかたが多いようです。コーチの解釈をおしつけてしまうのはダメです。たとえば、クライアントがだいだい色の意見をいったとしたら「あたたかな色だね」というのがフィードバックであって、「もっと赤いほうがいい」とか「青にしたほうがいい」というのはフィードバックではないということです。語りべやナレーションのように言って下さい。「そのとき、あさみはそれを見てかなしく思った。。。」というように。(「ちびまるこ」のナレーションは参考にしないように。。。「おい、おい、悲しいのは友蔵のほうである!」)

続く

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