鏡にうつるX理論、Y理論

ほめられた・しかられた記憶さぐり
自分かわいさは照れ恥かしさに出る
ほめるに値することをほめる
感情を乗せる・Iメッセージ
行動をほめる
人からはよく言われたい自分を知る
ほめ言葉いろいろ
いいと思ったらほめる
ありがとうが味方を増やします
■BOOK COACH

「ほめる」

●「ほめる」と「承認」
●「スリーパー効果」

■表面的なとらえ方
●ほめ言葉いろいろ
●いいと思ったらほめる
●人からはよく言われたい自分を知る
●ありがとうが味方を増やします

■知的なとらえ方
●感情を乗せる・Iメッセージ
 No.1
 No.2
 No.3
●ほめるに値することをほめる
●行動をほめる

■スピリット的なとらえ方
●ほめられた・しかられた記憶さぐり
●鏡にうつるX理論、Y理論
●自分かわいさは照れはずかしさに出る

■BOOK COACH
□ほめられた記憶たどり


■知的なとらえ方
●感情を乗せる・Iメッセージ

「**の笑い顔を見ていると、なんだかこっちまでうれしくなっちゃいます。」は恋愛シーンの必須言葉ですね。やってくれてうれしいと喜ぶ相手が見える。役に立っているんだと感じることができます。
 たとえば、ビジネスの場でも、なにか部下をほめたいと思ったときに、
「佐藤さん、ちこくしないよねー」なんて言ったら、「あたりまえだよ、ばかにしてる?」って思われてしまいます。でも、「佐藤さん、ちこくしないから、安心だよねー。すごく、いいと思ってるよー」と言えば、受け取りかたも違うんではないでしょうか?
 「おんぶして家まで送ってほしい」と言われたらうれしいですよね。ここは「ほしい」という言葉に感情がのっているからですよ。


●ほめるときに重要なアイメッセージ
Iメッセージという、重要な会話スキルを説明します。

◆「I(=私)メッセージ」

 この手法はいろんなシーンで使う会話文法技術です。
 これは、コーチングオリジナルのものなのでしょうか?ゴードン博士の「親業」の「アイメッセージ」の説明がコーチングの説明に類似しています。
※「自分は」「自分は」という自分を話題の中心にすることではありません。

◆ Iメッセージは気持ちが入る

 対するYouメッセージはあなたを主語としたメッセージです。「あなたは〜だね」という文形で、結果や事実をメッセージすることです。
 Youメッセージは例えば、「(あなたは)新しいネクタイだね」 「(あなたは)売り上げきのうよりいいね」優秀ですね、頑張ったね、元気いいね、やればできるね…などです。一般的な会話はこのタイプです。「素晴らしいね」「優しいね」、(男性に対しての)「タフだね」は微妙なラインですが、言葉を発した「私」の気持ちはYouメッセージの中には積極的に示されていません。

 一方、Youメッセージを、「Iメッセージ」にすると私の主観が入って、メッセージが変わります。「あたしうれしい!」「ほっとするぅ」とかの、心の中の「思い」、つまり感情を乗せるので、メッセージの味わいが変わるのです。デートだって「楽しかったわ」と言われたらうれしいはずです。感情が存在することを伝えるということだけでも、相手に安心感を与えます。つまり、自分の気持ちを伝えることで、相手の気持ちを大切にする結果になるのです。

 Iメッセージによる承認は、クライアントの影響力を口に出して伝えることになります。

続く

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