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講座14:計画チェック
●実行されない計画は意味がない
コーチとクライアントが計画をきめても、クライアントがやってなければ意味はありません。
計画は立てるのが目的ではなく,実現するのが目的です。
ときどき、事業プランを立てることに命をかける人がいるのですが、それは
プランという形さえ整っていれば、客がいなくてもお金がおりる行政がらみの計画や、行政から補助金などをひっぱるためならいざしらず、それで起業しようなんてときは、「ちょっと!命をそこで全部使ったらだめですよ!」と言いたいです 。
「計画は立てるのが目的ではなく,実現するのが目的」とすれば,計画達成の要は、プランニングではなく、その遂行プロセスでの遂行度のチェックと軌道修正がいかに的確でタイミングよくできるかにかかっていると言えます。
つまり、PDCA(PDCAとは(Plan-Do-Check-Action)。Plan(計画)→Do(実行)→Check(確認,軌道修正)→Action(次への対応)と,仕事の計画から次へのステップまでの,全サイクル)のC(Aでもあります)が重要だということです。
チェックした結果、うまくいったのか、うまくいかなかったのか、原因は何だったのかという事を基にして、
では、次にどうしたらよいか、これからどうしたらよいかということを
導き出します。
ここが大事です。
●コーチングにおける、スパイラルフォロー
ビジネスでは「きちんとフォローしないといけません」になるのですが、コーチングの場合はまさに、ここのフォロー自体の外注みたいな側面があります。
●Cのしかた
さて、Cあるいは、CAですが、ただすればいいということではなく、きちんと評価するわけですけど、
ここでは、起こったこと(成功か失敗)というものをたとえば、次のように評定します。
まず、クライアント自身の問題(能力、やりかた)と、
作業の進捗状況(成果、結果、やってる途中)自体をわけます。
├■ いまやっている
├■ 明日からできる
├■ 今のままではムリ
├■ 再調整中
に分けます。
また、必ず次に活かすために、
├■このために具体的になにをしなければいけないか?と
├■それで、目標が達成できるのか?
という自問自答の 目を向けます。
●PDCAサイクルが機能しにくい主な原因
また、PDCAサイクルが機能しにくい主な原因として。
├■目標に向けてやり方自体を見直さない
├■手が回らない
├■チェックするひとがいない、「これ幸い」。
├■結果に対する批判と言い訳が蔓延
├■見直さないことを批判する仕組みがない
├■シンプルな仕組みになっていない
などがあります。
ですから、ひとつには、チェックしやすい仕組みにしないといけません。
そのために、チェックの項目をなるたけ早く「標準化・マニュアル化する」というのが王道です。
●PDCAがなければ
Pがないと、よく見受けられます「とにかく客先に行ってこい」「成果はどれだけ上がった、なぜ出来ないんだ」式の、戦略なし・部下に戦術も授けないスタイルになります。
これでは競合他社との競争にはとても勝てっこないどころか、写真のモチベーションが下がります。
Dがない。。。。しないからなんもおこりません。
CAがない。ここで、PDだけで、100点に回っていれば問題はありません。
PDPDPDPDで行けてしまいます。出す曲出す曲みんな売れるヒットメーカーみたいなものです。
DとCばかりで、PAのない管理職では無理と言うことです。
●回すためのコツは愛情
チェックしやすい仕組み話しましたが、ここで、必要なのが、部下からのホウレンソウ(報告、連絡、相談)です。
また、そのための上司からの思いやりがないとホウレンソウ自体がないので、
PDCAが動かないという現実があります。
報告がなければ、問題が発覚しません。発覚しない限り回らないのです。
計画は忘れ去られ、また次の計画が新たに作られます。
言ってみれば、反省しないまま、次のものが重なっていくのです。
計画を発表してやらなくてもいいのは政治家だけです???
計画から動きだしたときも「なにかあったらいつでも言ってくださいね。いつでもサポートするから」と
言っておいたほうがいいようです。
●具体的ツール
ビジネスの現場でのチェックには
具体的には次のようなものを使います。
役割遂行能力分析シート
達成目標分析シート
**目標分析表(達成ばかりでなく)
目標達成度進捗状況チェック
といったものです。
※PDCAはSを入れSPDCA(・サーチ・プラン・デュウ・チェック・アクション)
とするひともいます。
※@「PLAN」とは、一般的には「計画」となるが、定量的な「目標」や定性的な「方針」も表します。
「プロジェクト」という場合もあります。 。
A「DO」とは、一般的には「実施」です。広い意味では、「実行」、「実践」、「操作」、「動作」です。
管理の前提として決められた「PLAN」とおりに「実施」することがなければ、Pだけで終わっちゃいますね。
B「CHECK」とは、決められた「PLAN」とおりに、実施した結果をチェックすることです。
仕事を管理するということ自体の行為です。なるったけ、標準化するようにするようにというのが王道です。 。
C「ACTION」とは、実施した結果をチェックしたうえで、「不具合・不適合」というものがあれば、計画の修正や中止などの、なにかしらの処置
をするわけで、その処置を言います。
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