就職者ためのコーチング
ワークシートには、就職者のためのコーチングが含まれています。
就職者のための独自のワークシートは★印のもので、通常のワークシートに追加されます。
就職者のためのコーチングも一般のコーチングと手法は同じです。
現状確認は往々にして学生課などでやる自己分析といったところとかぶります。目標設定はけっこうあいまいに行われているようで、学生自身にゆだれられています。
コーチングの場合は、学生課あるいは就職支援の行政がおこなうものが「需要」という外部中心の見方であるのに対し、「好き」というクライアント中心の見方であるところです。
この需要と好きと言うのは、言葉を変えると、リアリティとポジティブということです。
現実と夢のバランスを仙台コーチング協会は支持しています。
さて、ここで、大事なのは、クラインとの状態によっては、リアリティだけでいいひと、あるいはポジティブだけでいいひと、あるいは必ずセットにしなければいけないひとというのを見極めておこなわないといけません。
ワークシートの自分を知るの部分が多くの就職者に使えるようになっていますが、このワークシートをモザイク的にやるのではなく、きちんとクライアントの状況を見ながら行ってください。
たとえば、45歳を超えた再就職困難者であるとか、こころのくじけぐあいがかなりのひとには必ずポジティブとリアリティをセットにしなければいけないことが多いようです。
さて、就職支援の場合の現状確認(多くは「自分を知る」に集約します)は6つの見る角度があります。
目標の設定もまた6つの見る角度があります。
さて、就職支援の場合の現状確認の6つの角度とは、
テイスト
ひと
自分史(できごと)
能力
自分の性格
ライフプラン
です。
●テイストというのは自分の好き嫌いを見ていきます。
●ひとというのはひととの関わり方を見ていきます。
●自分史は自分にとってプラスだったと思うことを中心にできごとからひろっていきます。
●能力は活かすというスタンスをわすれない状況で見つめていきます。
●自分の性格は自分の性格のマイナス面とのポジティブなむかいあいをしておいきます。
●ライフプランはこれからの人生をきちんと見たうえでバランスの取れたプランの基礎となります。
さて、その次の、プランニングは、就職支援の場合は会社の調査であったり、面接スキルアップであったり、自己PRの計画であったりしますが、ここでも、6つの角度での見方をしていきます。
6つの角度とは、
バランスの取れた車輪作り
パースペクトによるまんべんないライト当て
ないものねだりからの脱却の持ち札活かし
プラン%のチェック
ガントチャート
理想の一週間;より簡単な今できる一歩というのを指向した理想の一週間
です。
これに、再計画というのことで、ライト当てのところにさらなるポジティブライト当て、持ち札活かしに失敗分析という項目がプラスされます。
ポジティブライト当て
失敗分析
好き嫌いのワークシートとあのとき好きだったものはそれぞれ、テイスト、と、自分史に関わるものですが、セッションのためのジャブとして使うことをおすすめします。
また、セッションの前のジャブとして、共通点さがしなどもおこなってからのほうが、自分を見せてくれる環境が築けます。
続く
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