休ませる:ハグ
 
 

ありのままを受け止める

 
ひとをコントロールはできない。
影響は与えられる
承認することでモチベーションがあがる
どうでもいいことが大事
■COACH’S TALK

「はげます」

■表面的なとらえ方
●承認することでモチベーションがあがる
●ひとをコントロールはできない。影響は与えられる
●どうでもいいことが大事

■知的なとらえ方
●ありのままを受け止める

■スピリット的なとらえ方
●休ませる:ハグ

■COACH'S TALK


■スピリット的なとらえ方
●休ませる
 ハグ(後にも、別項で「ハグ」があります)

 まず、自分自身が休まっているかが大事です。その具合をみてから、相手を休ませてあげましょう。

・ひとは必要とされる必要があります。
 ひとは愛されていない、必要とされていないと感じるときに疲れます。ひとの気持ちがいちばん癒されるのは、自分のこころを包んで受け入れてもらったときです。
愛されていないと思っている心を抱きしめてあげましょう。本当の安らぎの場所が、いつでも本人のこころの中にあることに気付くまで。気付いても。

・ハグはキスにすごく似ています。
 ハグは物理的に抱く行為ですけど、実はこころのほうが大事なんです。
たとえば、キスというのがあります。キスの快感は肉体刺激によるものではありません。神経が集中もしてないたかが粘膜。指で唇をこすっても気持ちよくない。舌も同じく、さわってきもちいいものじゃない。O・ヘンリーの「賢者の贈り物」じゃないけど、ものよりこころなんです。
 恋人にはキス、親しい人にはハグをどんどんできるといいと思います。ひとのあたたかさをもっと感じられるといいと思うなぁ……。ささえあっているということを、体感できるし……。

・ハグは氷の壁をとかします。
 ひとは、壁をつくることで自分を守ろうとします。誰かをこばむことで、自分を守ります。
 どんな色の壁ですか?どんなものでできている壁でしょう?どのくらいの厚さでしょう。触れることで壁はくずれていきます(あなたが、好かれていれば)。
 壁があって、助かったこともあったと思います。その壁は、わたしに対しても必要ですか?

・ハグは抱くだけではありません。
 ハグは抱くことです。ファッションヘルスにハグ感覚を求めて通う客もいます。
 「抱く」というたいそうなことだけではなく、道を歩くときにそっと手をとったり、肩に軽くふれたり、肩をもんだり、相手の髪の乱れを直ししたり、襟元をなおしたりもハグの方向にあります。

・ちいさい子どもの心臓の音を聞くというワークをするときがあります。
 子どもの心臓の音はリズムが早いからすごく一生懸命に生きている感じが伝わる。新米パパはそれをやってみてくだい。「父親は子どもには、こうするべきものだ」とかいう外から与えられた「決めごと」じゃなくて、「ああ、大切にしてやりたい。まもってやりたい」という気持ちに気付けます。
(「緑を大切に」の標語を立派でお金をかけたポスターで伝えるよりも、おとうさんと川とか自然のなかで遊ぶ。そんなことが、へんな河川工事に「とうさんと遊んだ、あの川が」「みんなでいったあの森が」って、ほんとの気持ちから環境への目が出来るんだと思うんですよ。)

・言葉
 いっしょにいることを伝えるためにWEを演出します。
 クライアントの気持ちを感じたら、それを不安であれ期待であれ「不安を感じているようにきこえるけど大丈夫?」などとききます。ときには、コドモのようにふるまうこともゆるしてあげましょう。コドモになれば、新しい成長があるかもしれません。ないたり、めそめそしたりするのは人間の普通の行動です。
 WEは演出ですが、心がそこにあれば、魔法の言葉になります。心がなくなると、無意味なジェスチャーになります。

・いっしょにいることがはげましです。
 言葉で伝わらないのなら、一日いっしょにいてみましょう。(時間がゆるすなら)。
 同じ空間で、ただ、いてみましょう。空間をともにすること。一日をそのひとのために使ってみましょう。そのとき起きたこと、心臓の鼓動がひびきあって、命の共有を感じることができます。いっしょに歌を歌うということも、こころをはげまします。

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