ガイダンス
■コーチングとは?
●夢をかなえる鍵
ものの本では、コーチング中に100のコーチの技術を駆使すると言います。しかし、100の技術といっても、たいていは、どこかできいた話ばかりです。技術を列記解説していくと、100どころか382の技術までひろいあげられました。だんだん、百人一首のように「100にしただけ」なのかとさえ思えてきます。だいたいにして、ぴったし100のわけないように思います。工場とかの生産工程管理とかでは、「サーブリック分析」というのがあって、動作を18に分けて改善に役立てるものがあります。探す、見いだす、選ぶ、空手、つかむ、選ぶ、位置決め、組み合わせる、使う、分解する、手放す、調べる、用意する、保持、避けえぬ遅れ、休む、避けうる遅れ、考える、というようにです。
100にせよ382にせよ、結局、文章にすれば大層な技術に見えても、ほとんどの人がすでに身につけているとか、最後の2つの鍵(EQとティーチングスキル)さえもてばアドリブ可能なことも多いものです。アメリカの台所には電気のさまざまな調理機具が必要らしいですが、頭を使えば包丁1本ですむことも多いのです。
調査によれば、100の技とされている技をマスターしているコーチは少ないようです。コーチに必要なのは技ではなく、もっと人間的なところというのが「オチ」になっています。
カウンセラーでもセッションの成功は8割がクライアントの力で、2割がカウンセラー。その2割の25%がカウンセラーのスキルで、残りの75%はカウンセラーの人格が作る「安心感」であるといいます。
8+8+2の18個の技術で十分なのです。テクニックを超えるもののほうが大事なのです。
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