0:ガイダンス

■コーチングとは?

●コーチングという言葉
●ビジネスコーチングは異形
●コーチングとは幕の内弁当
●孤独な成功はほとんど不可能
●「あなたの夢がかなう」システム
●夢をかなえる手順は簡単明快
●夢をかなえる鍵
●夢をかなえる鍵8+8+2
●コーチングはフレッシュジュース屋
●夢の管理VSのんべんだらり
●日本式コーチング
●アメリカ式コーチング
●日本でコーチングが必要とされていく現状
●コーチと経営コンサルタントとカウンセラー
●コーチングは万能ではありません

■設計図の説明

■コーチングの手順

 ガイダンス

■コーチングとは?


夢の管理VSのんべんだらり

 目標達成という部分が、コーチングの後半になります。
 成功哲学ブームばかりでなく、何年周期かにおとずれるビジネスツールブームもたいていはこの目標達成のためのスケジュールの管理が含まれています。
 しかし、要求水準逓減の法則があります。周囲の条件が厳しくなったり、自分の努力が不足すると水が低いところに流れるようにラクに走り、スケジュールの管理はつづきません。
 作家の遠藤周作さんも「明日できることを今日するな」と言っていましたが、「明日できることは今日するな」は縄文文化人の生きかたでした。縄文文化の遺伝子をひきずる日本人には、夢の管理というものは不自然なもののようです。紅茶きのこやカスピ海ヨーグルトのように、夢の管理のブームは日本では必ず去り、のんべんだらりが勝つのです。
 のんべんだらりが勝ち、「夢」としてきちんと描いておけないということは、棚からぼたもち状態よりだらけています。ちゃんと夢(ぼたもち)を得たいなら、『サザエさん』のカツオのように踏み台を持ってこないといけません。「ぼたもちが食べたい」と言っておかなければ、マスオさんが助けてくれることもありません。

 棚の上のぼたもちという目標すらなく「はらが減った」と思っているだけの状態です。夢がなければ、夢はかなうわけはありません。棚からぼたもちを食べるには、のんべんだらりでもできる「作戦」が必要です。
 流れ星が流れた瞬間に、夢がなんだったか考えているようだと、流れ星におねがいできないのです。
 果報は寝て待て……は、とりあえず努力したあとのことですよ。

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