■表面的なとらえ方
●失敗を分析する
◆失敗を活かす
失敗について:学べたのはどんなこと?
見る目と聞く耳がないと成功をつかみそこねます。
成功したときの過程と失敗したときの 過程を把握し的確にクライアントに伝えることは、コーチの 役割です。
・失敗からなにが学べた?
「失敗を分析する」で大事なのは、4つあります。「事実にもとづいて考える」「なにごとも、原因と結果で考える」「バラツキを十分調査する」「歯止めとして標準化する」です。これに、さきの計画をたてるのところにある、「優先順位をつける」がはいってきます。
「事実にもとづいて考える」:ものによっては統計が必要です。事実とデータにもとづいて、ものごとを考えて判断することです。データは事実を数量化したものです。
「なにごとも、原因と結果で考える」
結果は見えているはずです。その結果を数量化します。さらに、その結果に対して原因は何か、いちばん大きく影響している原因というものを探し出すことが統計的な解析というものです。
原因と結果、その原因と結果、そのまた原因と結果、そのまたまた原因と結果という関係をさぐり、つきつめて考えていきます。(@:チャンクダウンへ)
「バラツキを十分調査する」
数をこなすことが大事ですが、いくつかのデータがあつまってくると、特有のバラツキが発見できます。そのバラツキの解析が、気づき、判断に有効です。この調査から、洞察し対策をつくりあげます
「歯止めとして標準化する」
原因から対策を実施したら、その対策の効果を確認して、管理工程ならば手順書やフローチャートを変更してます。
この分析の所で、チャンクアップチャンクダウンの技術は必要です。
失敗=>おりること
だめなときは降りましょう。そして、次の手を考えましょう。
◆具体的なものにする
小さなことでも、ちりもつもれば山となります。継続こそ力なり。
スモールステップでビッグチェンジ。
具体的なものにする(くだく)というのは、「もっと積極的に」とか「好感の持てる」とかいうような曖昧なものをもっともっと具体的に「なにをすればいいか」を明確にすることです。たとえば「笑顔をいつもより10%多く」とか「アイコンタクトをもう2秒長く」というようにです。
日本軍はごく一部の学閥派閥で組織の重要ポストが決定されていました。密室で決められました。「失敗してもあきらかにし、その失敗から学習して次に活かす」組織ではありませんでした。責任者は転勤や配属替えでうやむやにされました。
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