■スピリット的なとらえ方
 
                  ●気がかりの解決   
                   気付きがバランス良くそろえば、決断になります 
                     クライアントが本当にやりたいことであれば、気付きと決断はむずかしくありません。 
                     クライアント自身の本心からの気付きが決断をささえます。 
                     それでも、決断にいたらないときに、質問をします。質問によっての答えが、気付きを生み出し、その気付きがバランス良くそろえば、決断になります。10枚集めればひくことのできる福引券のようなものです。 
                     気付きがバランス良くそろって決断すれば、そこにやる気や「ありがとう」という気持ちがなんの困難もなく与えられます。 
                   コーチは、質問によって、話したいことを話し、考えをまとめたり、新しい考えが浮かんだりさせ、クライアントの気付きという福引補助券をいっしょに集めます。 
                  コーチがクライアントを「間違っている」と思うのはどんなときかです。 
                  ・まだ、調査も十分ではないのに気持ちがせいてふみだしたい、なにかを実行したいとクライアントが思っている。 
                     これは、コーチがこの点とこの点とが不十分だと思うということを伝えるべきです。それが、具体的に言えないコーチは首にしてよいのです。 
                     そこで不十分だと指摘された点を検討するクライアントもいるでしょうし、あるいは、そこは直感にまかせてもうやりたいと決断するクライアントもいるでしょう。決めるのはクライアントです。直感も捨てたものではないかもしれませんし、焦ると失敗するかもしれません。 
                  ・なかなかふみださない。 
                     悲観的になるほうが簡単です。 
                     失敗やいやな結果がつづくことをあたりまえと考えましょう。思い通りにはなかなかいかないかもしれません。でも、一歩ふみだしましょう。その時点で「成功」なのだと思います。卵を割らないとオムレツはつくれません。あきらめるのは、まだ早い。 
                  ・コーチの成功パターンとちがう道で進もうとしている。 
                     これは、コーチの成功パターンを伝えるべきです。しかし、成功パターンはそれだけではないかもしれません。決めるのはクライアントです。そっちのほうが成功するかもしれません。コーチができるのは、伝えるだけです。 
                  ・コーチの価値観とちがうところに進もうとしている。 
                     クライアントの価値観がクライアントの羅針盤です。決めるのはクライアントです。 
                     コーチと相容れないなら、別なコーチにしたほうがお互いのためです。コーチは価値観が同じクライアントだけと契約してもいいですし、価値観をカメレオンみたいに変えることができるならば契約を続けてもよいと思います。 
                     たとえば、クライアントが離婚を検討しているときに、コーチが家庭裁判所的に夫婦はやりなおすべきと決めていたり、コーチ自身が離婚経験者で離婚に変に積極的だったりした場合、未熟なコーチの場合、コーチの価値観が羅針盤になってしまうことあります。決めるのはクライアントなのにです。 
                     概念的に言えば、大きくわけて、知性をもとめるタイプ、感情を大事にするタイプ、意思を重要視するタイプ。そこからして3つに分かれます。ここは同じタイプのコーチを選んだほうがいいと思います。 
                  ◆気がかりには「未完了」ということがあります。 
                     はたせなかった思いです。 
                     未完了には罪悪感が隠れています。罪悪感を持ち続けることはどういう利点があるのでしょう?あなたが、ほんとうにしたかったことはなんですか? 
                     聞かせて下さい。 
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