■知的なとらえ方
●ポジティブに、楽しいことをふくらます
◆ポジティブな3種類の質問の形があります
質問はポジティブな質問でなければいけません。ポジティブな質問は気付きと決断を呼び起こします。
《ポジティブな質問》
●拡大質問(開かれた質問Open Question)
後述の「クローズド・クエスチョン(Closed Question)」と
「オープン・クエスチョン(Open Question)」参照
オープン・クエスチョンは正解が複数あり、どれか1つに特定できないような、すぐには答えられないような質問です。
「それが実現した時、あなたはどんな気持ちになりますか?」
●未来質問
将来のことについて尋ねる質問です。
「来月は、その夢をどのレベルまで実現したいですか?」
「明日はどんな日にしたいですか?」
●肯定質問
否定形の言葉を含まない質問です。クライアントの望む方向に意識を向ける質問になります。
「どこを改善したら、うまくいくとおもいますか?」
《ネガティブな3つの質問》
●クローズド・クエスチョン
誰でもが同じ答えとなったり、一言二言で答えられる質問です。
「あなたの進みたい道は、独立の方向ですか?」:
クライアントがまだ決断したくないときもありますし、クライアントとコーチの力関係によっては、NOなのにYESといってしまうことがあります。
●過去質問
終わってしまった過去のことを聞く質問。
目は未来に集中していないといけません。過去にああすればよかったと思っていても変えられませんし、そのときは最善の選択だったはずです。
「なぜ、あの時そんなふうに考えたのですか?」:
子どもに親が「なんで、そんなことしたの!」とおこるように、責めるのは意味がありません。
いちばん悪いのは自分と他人に対するネガティブな心です。昔の『婦人公論』です。他のひとの不幸をみて安心する記事構成でした。
責めるだけというのはけなすということです。けなされても、気を持ち直して悪い点の分析までできればいいですが、多くは、気を落とし責任転嫁をします。結果、成長も進歩も止まってしまいます。
過去をおろそかにするものは、未来をもおろそかにします。原因追及は次の計画のためには必要です。ですから、責める言葉でなく、分析できるような気持ちに持っていくことが大切です。
人間は時間を左から右、後から前、下から上と流れをそれぞれにイメージするようです。自分の過去の方向はどちらですか?未来を考えるときには、未来の方向に眼を向けるという手法もあります。とりあえず、眼だけでも向けてみましょう。
●否定形の言葉を含む質問。クライアントの望まない方向に意識を向ける質問。
「その方法がうまくいかないのは誰のせいでしょうね?」
責めるのは意味がありませんが、原因追及は次の計画のためには必要です。原因追及ならばこうした質問が的確な場合もあります(竹中平蔵)。
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