■表面的なとらえ方
●リソース(棚卸し)
スキル、経験、能力を書き出して棚卸ししてみます。
事業計画書であれば、自分の能力、不動産やお金、人脈、公的支援を確認します。
自分の能力とは、知識ではありません。知識を生かすトレーニングが必要です。
強みと弱みととを思いつくだけ列挙してみてください。そのあとに、SWOT分析で見ていきます。
ここで、簡単にできるリソースをやってみましょう。
それは、自分の好きなもの?嫌いなものを答えていく、コーチとのワークです。1分間、「私はなになにが好きです」というフレーズであげられるだけあげてみてください。また、その次に、「私はなになにが嫌いです」と、そのあとに、それらを振り返って見てください。そんなことだけでも、自分をみることになります(ワークシート参照)
*こういうワークをだれかにおこなわせるときには、2人の組み合わせ決めて「相手の肩に触れて見てください」とやって、「最初に肩を触れたAさん」から先に、「ひかえめなBさんが次に」とやる方法があります。
◆SWOT分析(簡易)
SWOTとはS:強み、W:弱み、O:機会、T:脅威のことです。
SWOT分析とは、今ある、チャンス、障害(OT)を
書き込んでから、その列挙したリソース(SW)をあてはめていきます。
いろんなやりかたがありますが、簡単にチャンス、障害を外部の環境と見て、リソースを内部の環境と見て、ただリソースをあてはめていきます。
(*正式なSWOT分析は上部のOTのわくに市場環境など外部要因、左部のSWのわくにリソースを書き、その交点のところ(つまり、1234のところ)に、具体的な現象であるとか、対策を書き込んでいきます。経営ものの「問題解決手法」で習います:コーチングではありません)
このマトリックスの1〜4に列挙したリソース(強みと弱み)をあてはめていきます。
たとえば、強みである「あたたかい性格」が市場では「あつぐるしい人間関係」として求められていなければ、2に書くわけです。銀行の就職という市場であれば、「きまじめくさい」が3になりますが、吉本芸人への就職であれば、4になります。
すると、
1:有利なところ
2:打つ手が必要なところ
3:ここでは戦えないところですが、そうはいってもここで敗北をしつづけると有利な局面にも影響がでてきかねないので、順位づけして改善策を実行すべきところ
4:長期的に克服すべきところ
と分析できます。
○リソースと需要生きがいを比較
ここに、需要と生きがいというものを重ね合わせて、もういちど分析を見て見てください。
正式なSWOT分析に近づきたいならば、それぞれのリソースについて、次のフォーマットで対策を立てれば、活かしたり克服したりができます。
こうした具体策にもっていくのは「計画を立てさせる」を参照してください。
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