■知的なとらえ方
●ペース
◆広義のペーシング
・ミラーリング/ミラー効果
相手の姿勢や身体の動きに合わせて、自分の同じ動きをします。社交ダンスのような相手にあわせる動きです。恋人は意識しないでもやってしまうそうです。
身近なひとと、20分間同じことをしてみてください。なにかに、気付き、なにかが生まれます。
たとえば、 相手がにこやかに笑ったら、笑う。
同じものを注文する。同じものを飲む。食べる。 おなじものを注文する効果は大きいです。なにしろ、同時に配膳されるから、てもちぶさたや、「どうぞお先に」とかの気まずさがありません。
コーヒーを飲んだら、コーチも飲むなど、見え見えにやると変ですが、同じ行動によって安心感を与えることができます。遅れてやること自体にも効果があります。
呼吸のリズムもあわせます。
・フィードバック
相手が話す言葉をそのまま返したり、要約して返します。このとき、相手が使っている感覚を意識し、同じ感覚の言葉で返します。
例えば、イメージを見ながら話している人に、「何を感じていますか」と聞くと、しらけてラポールがはずれてしまいます。
・カリブレーション
ペーシングしていくためには、相手をしっかりと見て・聞いて・感じていないといけません。これをカリブレーションといいます。
相手の目の動きや首の動き、身体の向き、手のしぐさ、足の置き方などを見たり、相手の話の内容だけではなく、声の調子などもしっかりと聞きます。
また相手の手の動きも参考に、身体の中のどこで感じているかも感じていきます。
相手をしっかりとカリブレーションするためには、自分が今どういう状態にいるのかを、まず自分自身をカリブレーションしないとできません。
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