■スピリット的なとらえ方
●絵を描くように聞く
◆ちょっとしたアイデアで
・自分から自分のことを話す。
たとえば、出身地とか、年齢とか。「自分は**だけど、きみは?」と聞いたほうが聞きやすいです。
自分のヨロイを脱ぎ捨てることです。自分を裸にしないで、相手を裸にはできません。
まずは、自分が先に脱ぐ、です。
マズローの5段階欲求の「親和欲求」がひとにはあります。それには、自分の過去の失敗を面白おかしく話すというのも有効なようですよ。悩みを打ち明けることでも、相手の親和欲求を満たすことができますが、これはコーチとしてはタイミングを間違えると信頼感を失いかねないので、注意が必要です(プライベートでなら、使えるテクニックです。なぜなら、悩んだことのないひとなんかいないわけですから、「同じなんだ」という親和欲求が満たされるのです。)
・お話しをつくって話す。
「きみの友達でこんなひといない?」といって、当の本人の本心を聞き出す技術があります。
「このあいだ、夢でみたんだけど」といって、具体的な話しを乗り物にして、相手の本音を聞き出します。具体的な分、一般論でなく話せます。 *言葉にはうそがあります。女性に彼いる?と聞くと、「いない」という人はいて、「いる」という人は倦怠期だとホストさんが言っていました。
・ビジュアルに表現
○手で表現します:ジェスチャー
相手の話しを理解しようと両手で表現しながらビジュアルに理解しようとするさまを見せます。はたから見ていると、空気をつかんであっちにおいたりこっちにおいたりに見えるかもしれません。
要約するときは、その要約をイメージで目の前35センチ前に置きます。 次に、両手で30立方センチの要約をつかんで、自分のテーブルの左前におくジェスチャーをして、次の話題をふります。
次の話題をふるときに、右手の人さし指をたててぴょいと「**はどうなんですか!」と、話題を変えるのは田原総一郎のきめわざです。
○メモをとります
メモを取ることは、「聴いているということ」を相手に伝えることにもなります。
新聞記者は必ずノートに取材内容を書きます。書かない場合は、こちらが記事になるような原稿を渡していないかぎりはほとんどは記事にはなりません。
メモを残して欲しくない内容はメモを取らないほうが聞けます。あたりまえ。
◆相手と意見がちがう場合
・なるほど、そういう見方もありますね。
・なるほど、気がつきませんでした。
・なるほど、そういうふうに考えていらっしゃるんですね。
コーチングの場合、正しい正しくないかはクライアントが決めます。
また、クライアントの反応はいつもはきはきとしているわけではありません。後向きの場合もあります。「なんか、調子が悪い。良くも悪くもならないし、なんかやる気もでない。すごく、疲れた感じしかない」と言われたら、あなたはどう答えますか?(「だるいんですか。どんなふうにやる気がでないんですか?」)
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