■BOOK COACH
No.2
□ロールプレイしてみよう
2人組になって、AさんがBさんに簡単な会話をします。
1分ごとに、聞き役Bさんの聞き方を変えていきます。
●最初の1分:
聞き役Bさんは返事、うなずきもしないで無言。笑わないで無表情。視線はあわせない。腕組み。この状態でAさんが一方的に話します。
●2分めは :
聞き役Bさんはうなずき、笑顔、相手の目を見て、身を乗り出し、腕組みをしません。聞き役がしゃべっていい言葉を「はい」と「そうですか」だけに限定します。この状態でAさんが話します。
●3分めは :
時々、あいづちの代わりに、相手の言葉を「オウム返し」します。
「きのう母の誕生日だったんです」といわれたら、「おかあさんの誕生日だったんですね」というようにです。そのままではなく、加工します。語尾だけをくりかえしてもいです。
●最後の1分は:
あいづちに加えて、「何が」「どのように」などで、オープン・クエスチョンを返します。
(*オープン・クエスチョン:イエス・ノーで答えられる質問や、「年はいくつ?」のような答えが自明であるような質問に比べて、考えないといけない質問です)。
どう感じましたか?
話し手は、話しやすかったのは2番目や3番目のパターンで、4番目になると、どういう質問が飛んでくるか分からないので、かえって緊張したのではないでしょうか。1番目は話すのがいやになるようです。これは、コーチングの技術というよりも、カウンセラーの技術です。
No.3
□質問を20個考えてみよう
「はい」としか答えられない質問を20個考えてみてください。
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