■知的なとらえ方
●ボディランゲージ:目線
◆目線
アメリカの大統領は、しゃべり出す前にまず相手の目を見ます。
目線は相手の鼻から口をみていなさいとしている本もあります。自分の鼻ではありませんよ、ヨリ目になりますよ。
あるコーチングのワークショップで、自分の昔の話し子どもだった頃の話しをさせ、それを対面したもうひとりがあいづちもうたずに目をあわせないで聞くというのがありました。話しにくいものです。
それを知らせたかったのでしょうが、この経験はワーク受講者には傷になります。このワークに仕組まれた罠は「子どものときの話し」という、話すからにはきちんときいてほしいことを話させるからすごくショックをうけるところです。目線やうなずきが大事ということを知らせるために仕組まれた罠です。
幼児期からそういう育てられかたをしたとか、クラスで無視をうけてことがあるということが今はあまりめずらしいケースではありません。よって、こういうワークは「セカンドレイプ」になりかねません。弱い対人恐怖ぎみということもめずらしくありません
また、たとえば、ひとには話したくない自由もみとめられるべきというハコミセラピーなど個人に配慮すればありえないものです(ハコミでは無理をしません。自然な流れを変えようとはせず、むしろそれを支援するようにします。自己表現することに照れを感じがちな日本人にも無理の無いとても繊細な心理療法です)。
山崎朋子の『サンダカン八番娼館』のラスト(映画にもなってます)
「……けどな、おまえ、人にはその人その人の都合ちゅうもんがある。話してよかことなら、わざわざきかんでも自分から話しとるじゃろうし、当人が話さんのは、話せんわけがあるからじゃ。。。。」
というおサキさんの言葉の後にもあるように、「軽率で思いやりない」ワークに思えました。
続く
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