■スピリット的なとらえ方
●絵を描くように聞く
◆気持ちをここに
うわのそら状態はだめ
カラオケに行くと、よく見られるのは友達が歌っている隣でみんなが考えているのは「次何歌おうかなっ」という構図です。
そういううわのそら状態はコーチとしてはだめです。
コーチの聞き方を漢字で「聴く」と表現します。
◆ダビンチになれ:ビジュアルに
マティスみたいな印象派絵画ではなく、ダビンチみたいに、微細まで頭の中に描くように聴くといいようです。音、状態を一緒に体験するようにです。
聴くときは、相手の言っていることを話し手が見たのとおなじように、コーチの目の前に描いていきます。そうすると、一生懸命聴く姿勢ができます。
言語で聞かないで、イメージで聴くことがポイントです。
◆マイクの前に立たない
・相手のために聴く
さらに、コーチは「次は何を話そうか」とか、なにか気のきいたことを言ってやろうと考えていません。話し自体を理解することに集中しています。クライアントのメッセージを解読することに集中するということです。(だいたいにして、きのきいたするどい質問とかよりも、それはそこがいいとかのほめ評価のほうが、感謝もされたうえに、相手にとって有効です)
一般的に、悩みを相談する人は的確なアドバイスを求めているのではなく、ただ聞いて欲しいのだと言われます。
「まさに!人間えんぴつけずり!」とか言う司会者古館伊知郎のように、自分の言うことで受けをねらうというのではダメです。
形式的には聞いていても最終的にコーチの意見を言って終わりでは、聞いていないのと同じです。
クライアントが何を言わんとしているのかを理解しましょう。
7つ聞いて3つ話すくらいがちょうどいいようです。
「どう思う?」と聞きながら、話していくといいです。
関西人のように、ぱぱぱっと受けの訓練ができていて、わらかしでぱぱぱんと返すこと自体があいづちという文化圏に育ったひと同志の場合はその調子でおつづけになって結構だと思います。
続く
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